toscanaAC’s blog

雑記です。

ゲーム感想 S-TRIBUTE「レイヤーセクション」(その1)

ゲームは面白いけど、UIが問題だ。

S-TRIBUTE「レイヤーセクション

Layer Section

デモ1 ビームをかいくぐる X-RAY

デモ2 パイロット

デモ3 敵をロックオン

4/28にシティコネクションから配信されたのはS-TRIBUTE(サターンで発売されたゲームの復刻)の「レイヤーセクション」と「ギャラクティックアタック」だ。

この日は毎週配信のアケアカ以外に、このS-TRIBUTEのレイヤーセクションやM2ショットトリガーズの飛翔鮫!鮫!鮫!などが配信されていて、レトロゲーマーな人からするとちょっと嬉しい日になっているかもしれない。

イーグレットツーミニでレイフォースをプレイした感想は以前記事にしているけど、私はやりこんでいるワケではないのでアーケードとの違いはあまり感じられず、唯一最終ボスのコンヒューマンの出現の仕方がウネウネとしていたところぐらいしかわからないかった・・汗

S-TRIBUTEは、サターンのエミュレータ?なのかなシティコネクションが独自開発したエンジン(ゼブラエンジン)で当時のサターンのゲームを復刻するプロジェクトだそうで、直近ではタイトーが出したサターンのゲームの復刻としてレイヤーセクション以外にパズルボブルやエレベータアクションリターンズ、メタルブラッククレオパトラフォーチューンが予定されているらしい。

またサターンの時は音楽がモノラルだったそうだけど(ソフト持ってたけど流石にそんなのは忘れてしまった)、S-TRIBUTEではステレオ音声も設定できるようになっている。地味だけどこういう対応は凄く嬉しい。

他にもコンティニュー可能な回数となるクレジット数を99にできたり、今どきのレトロゲームに必須とも言えるスキャンライン設定、そして楽しめるようにするためのセーブ機能、リワインド機能、スローモード、高速連射なんかも備えている。

セーブ機能は状態保持ではないものの、1スロットになっていてちょっと寂しいかな。

あと、サターンは家庭用テレビで表示する前提で横幅が広がって縦幅が狭まった表示だったけど、S-TRIBUTEでは現代に合わせてアーケード仕様の横幅が細くなった画面表示にモニタを横にしたまま切り替えることができるし、ピボット機能のあるモニタであれば縦位置にして表示できる機能も用意されている。

まさに至れり尽くせりといった内容だ。

しかも公式サイトには6月中頃にアップデートパッチを配信予定だそうで、ボタンのカスタマイズ範囲を増やすのとショートカット機能の設定ができるようになるそうだ。ま、検討中の内容らしいから本当に実現するかどうかはわからないけど、より良くしていこうというメーカーの気持ちが表れていて個人的にとっても好印象だ。

システム周りの問題点

さて、良いことばかりではなくて問題な部分も結構あったりする。ゲームそのものというよりはシステム周りの部分だ。

ボタン設定の問題
一応、ボタン設定機能は備えているんだけどボタンの変更は、ボタンに対して機能の割り当てるではなく機能に対してボタンを割り当てる、となっていて機能の位置でボタンを押してしまうとそのボタンにダイレクトに置き換わってしまう。ついボタン設定をキャンセルしようとしてBボタンを押してしまうとカーソルをあわせたところがBボタンに変わってしまうという、ちょっと使いにくいUIになっている。

それと、スタートボタンとオプションボタンはそれぞれ+と-に固定されていて変更することができない。オプションは仕方がないとしてもスタートボタンは変更できるようにして欲しかった。(6月のアップデートで変更できるようになるかもしれないけど・・)

オンラインランキング設定表示の問題
メニューを開いた時に現在の設定がONなのかOFFなのかがわからない。で、マニュアルを読んでもその辺が書かれてない。これは設定メニューにONと表示されている時は現在の設定がOFFで、設定メニューにOFFと表示されている時は現在の設定がONというものになっている。ボタンを押してみればオンにするかオフにするか聞かれるので分かるんだけど、ちょっとややこしい。

UI ON/OFFの説明が無い
これも押してみればわかることなんだけど、ゲームモードがコンシューマーの場合は、画面上部の点数表示や画面下部のレーザー数、自機の表示、クレジット残数が消えるようになっている。これの説明がやっぱりマニュアルに記載されていない。

画面設定の問題
画面設定では、スキャンラインのON/OFFやその割合、アンチエイリアス等の設定ができるんだけど、これ画面が薄暗いままの表示で設定してどんな見え具合になるのかを確認するのにいちいちメニューを戻して確認しなきゃならなくてちょっと面倒だ。

動作テストすれば分かるようなことだと思うんだけど、開発陣は気づかなかったのだろうか?

メニューは英語
たいしたことではないけど、言語を日本語にしてもメニューの言語は英語のままなんだよね。ちょっとした違和感を感じるかな。

画面の焼付き
これはシステム周りの問題ではないんだけど、上に書いたUI ON/OFFの表示部分(画面上部と画面下部)がアーケードモードで3時間程プレイしたら液晶モニタに焼き付いてしまった。他のゲームも色々やっているけど、焼付きが発生したのはこれが初めてでちょっとびっくりした。個人的には、UI ON/OFF機能はコンシューマモードだけでなく焼付き防止対策としてアーケードモードも搭載した方がいいんじゃないかと思う。

と、こんなところかな。

あっ、あと起動後のタイトル画面からゲームを選んだ後の画面が約10秒真っ暗なのは、ん?バグった?って不安になるのでローディングアイコンとかプログレスバーとかを出してほしいかな。

プレイ感想

それでは、さっそくプレイ感想を。

通常設定でセーブやリワインドを使いながらプレイしてクリア(1回目)した後に、難易度をLOW&クレジット99&装備パワーダウンなし&高速連写設定に加えてアケコン側でレーザーも連射設定にしてプレイ(2回目と3回目)、更にその後はアケコンのレーザー連射をオフにして海外版のギャラクティックアタックもプレイ(4回目)した。

その後、少し2日程時間を置いてクレジット8にして他は変えずにプレイ(5回目)した。

なおキャプチャ画像は、それぞれバラバラで載せていく。スキャンラインが入っているのは、アンチエイリアスONでコントラストは70%にしている。

エリア1ボス デュアルランス

キャプチャしてたらやられる直前のものになってしまったけど、難易度LOWだとレーザー発射中のバラマキ弾はそれほど多くないので左右の砲台を潰して比較的楽に倒すことができる。

エリア1なので道中も激しい攻撃はなく落ち着いてプレイしていればやられることはないと思う。

エリア2中ボス アーマースケイル

このエリア2からは敵の攻撃も多くなってきて敵の出現パターンを覚えておかないとやられてしまうケースが出てくる。通常の難易度だとリワインドを使わないと進めることができなかったけど、LOWで高速連射なら楽に進めることができる。

雑魚敵が出てきた後、パイプ地帯の前に出てくるのが中ボスアーマースケイルだ。硬い敵なのと、弾をバラバラと撒いてくるのでショットが弱いと倒すのに時間が掛かる。

パイプ地帯の砲台と雑魚敵

パイプ地帯に入ると砲台と雑魚敵の複合攻撃が来る。砲台の数自体はそれほど多くないけど雑魚敵が結構多くでてくるので早めに倒さないと画面が敵弾だらけになってしまうのでその点だけは注意が必要だ。

中ボス前の人型兵器

エリア2中ボス ポセイドン

中盤というかボスの少し手前で中ボスが出てくるけど、その前に下から上昇してくる人型兵器が弾を放射状に弾をばらまくので上昇している特にロックオンレーザーで何機か倒しておかないと画面が弾だらけになる。

これらを倒すと土煙をあげて大型戦艦のポセイドンが出てくる。ポセイドン砲台の弾やミサイルに当たらないように注意してロックオンレーザーで破壊できる場所を破壊していけば結構アッサリと倒すことができる。

エリア2ボス ギラソル

網目のところを抜けていくとボスのギラソルが出現する。足?の細かい描き込みがカッコいい。こいつは左右の手前側と奥の砲台を破壊して、後は真ん中のコアにレーザーを打ち込んでいけば倒せるんだけど、左右の真ん中にある砲台から撃ってくる追尾レーザーが厄介でうまく引き付けてから切り返すようにしないとやられてしまうことがある。

上空から来る雑魚敵

エリア3の序盤は画面下から自機より高い高度で出現し、追い越した後に自機の高度に降りてくる雑魚敵がいてちゃんと見てないとぶつかってしまうことがある。

エリア3中ボス アスラ

一度背景の雲が切れて、再度雲に入ると中ボスのアスラが出現する。足なのか腕なのかわからないけど短めのレーザーを撃ってきて、左右の端に追い詰められる前に切り替えして逃げるようにしなければならずタイミングが難しい。そして構えた後に撃ってくる緑のレーザーの時に残りの足?はそのまま短いレーザーを撃ってくるためキャプチャのような状態は結構危険だ。

プレイしていて倒すことはできなかったけど、レーザーを回避して足?を何本か壊していると上に逃げていく。

大陸の陰から上昇してくる敵

中ボスを倒すと浮遊大陸が見えてくるんだけど、このあたりから一気に難易度が増してくる。キャプチャの左下の雑魚敵がミサイルを撃ってくるし、大陸の陰から雑魚が上昇してきて自機と同じ高度になると弾をバラ撒いてくる。

難易度LOWでも苦しい、敵の出現位置を覚えて早めに倒すのと地上から撃たれる弾の高度を見極めてすり抜けていく必要があるんだけど、高度の見極めが難しくてやられてしまうことが多かった。一応その場復活コンティニューが使えるので、クリア目的ならゴリ押ししてもいいかもしれない。

エリア3ボス ギガ

砲台地帯を抜けると低空を飛行するボスのギガが見えてくる。機体中央部の砲台から青い敵弾を放射状にバラ撒いてくるのと、主翼の短いレーザー、しっぽからの機雷バラマキ、主翼からの折れ曲がる長いレーザー、アフターバーナーなど多彩な攻撃を仕掛けてくる。

高速連射があると放射状に来る青い敵弾さえ気をつけていれば比較的ラクに倒すことができると思う。

一旦ここまで。エリア4以降は次の記事にする。