BGMのSlash Fighterがカッコいい。
アケアカ「ライフフォース」
沙羅曼蛇をやったらやっぱりライフフォース、ということでライフフォースの感想を書いてみる。
ライフフォースは2種類あって1つ目が沙羅曼蛇の海外版、2つ目は沙羅曼蛇のアレンジ版(国内)で海外版は沙羅曼蛇と同じ内容だけど、国内版は沙羅曼蛇アレンジなのでゲームの流れは一緒で敵やボスが少し違っている。
今回の記事では国内版のライフフォースのプレイ感想だ。
沙羅曼蛇アレンジのライフフォース、ストーリーが変わって超生命体のライフフォースを倒すというものになっていて、敵がメカっぽいのから生物っぽいのに変わっている。
主な違いを以下の通りだ。
- 敵が生物に変わっている
- パワーアップシステムがアイテム形式からカプセル形式になっている
- ステージ2、4、5のBGMが変わっている
- 背景が細胞のような網目になっている
面白いのは、パワーアップの仕組みがグラディウスと同じカプセル形式に戻ってパワーアップの自由度が高くなったのと、1Pのビックバイパーはグラディスと同じようなパワーアップ順序なのに対して、2P側のロードブリティッシュはスピードアップが5番目に来ているという点だ。
沙羅曼蛇もライフフォースも初速がグラディウスと較べて速いので、スピードアップが後にあっても困らない。むしろミサイルやレーザーが先の方がありがたかったりするので、個人的にはロードブリティッシュを使ってプレイしている。
他にも違いというか合成音声のボイスの種類が増えて、更に喋るようになったw
ちなみに、このライフフォースもゲーセンで見たことは無く後になって知ったゲームだ。
ということで、ライフフォースの感想を書いてみる。
■ステージ1 腹筋
wikiを見て笑っちゃったんだけど、ステージ1って腹筋だったんだ。上下の壁を見て小腸とか大腸とかかなと思っていたんだけど・・。
このステージは沙羅曼蛇と変わりないのでパワーアップさえしておけば楽にクリアできると思う。ただ、アイテム形式じゃなくなったので、カプセルを取り漏らしてパワーアップが不十分な状態になりやすい。その状態だとボス前の再生する細胞の壁のところでやられる可能性があるのでマルチプルは早めに数を増やしておきたい。
ボスのゴーレムも沙羅曼蛇と一緒なので、沙羅曼蛇と同じ対応で大丈夫。倒すと沙羅曼蛇にあった「Go up」のボイスはないけど、縦スクロールに切り替わる。
■ステージ2 腎臓
ステージ2は腎臓。超生命体ライフフォースの身体の中を進んでいくワケだ。このステージも沙羅曼蛇と変わらない。最初のうちは雑魚編隊が多くでるので横に広がって撃っていれば出現と同時に倒すことができる。
そして隕石地帯に入るけど、隕石じゃなくて腎臓結石だったとは、ライフフォースの体調は大丈夫なのか?と敵ながら少し心配になるw
ここも八方に撃ち返しをする敵をタイミング調整しながら倒していけば問題なく進めると思う。
沙羅曼蛇と違ってBGMが「THunderbolt」に変わっている。個人的には沙羅曼蛇よりこちらの曲の方が好きだ。
ボスは沙羅曼蛇のテトランが生物になったようなサイランが出てくる。グラフィックは違うけど倒し方は一緒だ。
■ステージ3 胃
ステージ3は胃になる。沙羅曼蛇でオレンジの炎のイメージから一転、胃酸をイメージする青に変わった。基本沙羅曼蛇とかわらないんだけど、ライフフォースではザコ敵が出てカプセルを取ることができるようになったのでやられた時の復活がやりやすいと思う。
それとさらに親切設計で胃酸が吹き出す前に「acid flame」と警告を出してくれる。上下の位置まではわからないけど、これでプロミネンスが来ることがわかるので自機を後方にもってくればより安全にすすめることができる。
それにしてもライフフォースはよく喋る、このステージ開始にも「Enter stomach inner chamber, Warning Warning Danger zone」と長々と説明や警告を発してくれる。
ボスは、色は変わっているけど沙羅曼蛇と同じイントルーダだ。自機の周りをガクガクしながら回るのも同じでぶつからないように自機を上下左右に調整移動してやれば簡単に倒すことができる。途中でやられてもパワーアップできるので沙羅曼蛇より楽だと思う。
■ステージ4 肝臓
ステージ4は肝臓。沙羅曼蛇の火山ステージと同じで敵が少し色変わりしている程度だ。普通に火山があるんだけど、体内に火山があるってどうなんだろう・・。超生命体だから何でもアリなのか?
沙羅曼蛇と同じだけど間違ってアイテムを取ってしまうリスクが減るので沙羅曼蛇より楽だと思う。沙羅曼蛇だとアイテムを取らないように避けたら、敵弾にぶつかってしまったとか変なミスもあったので・・。
そして特筆すべきはBGMだ。このステージのBGMは「Slash Fighter」で、かなりカッコいい曲になっている。ゲームは知らないけど昔ベーマガのBGMのプログラムを入力していたので曲は知っていて、聴いてすぐに気に入ったのを覚えている。
グラディウスIIのようにPCMのドラムではなくFM音源のポコポコとしたドラム(当時はまだドラム音色の練り込みが足りなかったような気がする)が残念だけど、今でも時々聴きたくなる曲だ。
ステージ4のボスは要塞ヴァリスだ。基本沙羅曼蛇と同じなんだけど、沙羅曼蛇で使えた安全地帯が少しシビアになっていて使いづらくなっている。これが結構厄介で、青い玉が画面内で跳ね返ってぶつかりやすくなっているから避けたつもりが別の青い玉にぶつかってしまった、とかミスが発生しやすい。
軽く調べた対処法だと右下の地上の枠[]のところに自機を持っていくと青い玉に当たらないようだ。
プレイした時は知らなかったので画面下を左右に動いて速攻で倒してクリアしたけど、装備が弱い時は安全地帯の一択かな。沙羅曼蛇で経験してるからそれほど不快感はなかった。
関係ないけど、ここのボスは生物にはしなかったんだな・・。マイナーチェンジとは言え、開発期間3ヶ月だから時間的に厳しかったのかもしれない。
■ステージ5 肺
ステージ5は肺だ。沙羅曼蛇でもそうだったけど、ここは初見殺しのステージでわかってないとクリアが難しい。最初は雑魚とともに画面がフラッシュして少し硬めの敵が出てくる。
次が結石だろうか?岩が流れてくるんだけど、背景の色と類似の色なのですごく見づらい。ザコ敵は緑だからいいけど、雑魚に気を取られていると流れてくる岩?にぶつかってしまうので注意が必要だ。
岩が流れてくる地帯を過ぎると自機のまわりに敵が現れて取り囲むようにやってくる。キャプチャした画像を見ていると緑や青のアメーバみたいなのが取り囲んでくるのと、最後は目玉が取り囲んでくる。プレイしているとすぐ倒すのでどんなキャラなのかイチイチ見てないので新鮮だ。
キャプチャはうまいこと円形になっているところが撮れたので、目玉がキモいけどちょっと嬉しい。
取り囲む敵を全て倒すと高速で飛来する雑魚の編隊だ。沙羅曼蛇と同じで2Pの表示の少し下あたりで対応する。
ちなみにステージ5のBGMも変更されていて「Combat」になっているけど、個人的にはあまり好きではない。
ステージ5のボスはガウだ。グラディウスIIのボスラッシュにも出てきたボスだけど、ライフフォースでは弾を撃ってくるのと青い玉を何発も出してくる。沙羅曼蛇と同じで弾に当たらない程度の斜め上に位置して撃っていれば倒すことができる。
■ステージ6 頭脳
沙羅曼蛇アレンジだから内容は同じで、最初は雑魚敵からやってくる。ここは連射してればやられることはない。
生命体の中だけど都市がある(沙羅曼蛇の流用だから仕方ないけど)。地上からの対空砲火のタイミングが調整しづらいのは沙羅曼蛇と同様だけど、この時に現れる敵が目玉だったりして細かいところで凝っている。
中ボスのビックコア。対処法は沙羅曼蛇と同じ。開発期間に余裕が無かったからなんだろうけど、中ボスのビックコアが出るあたりからメカっぽさに違和感というかチグハグさを感じる。
沙羅曼蛇では戦っている最中のキャプチャを撮り忘れていたので、今回はしっかりと。
中ボスのビックコアを倒すと要塞内部に侵入していく。床が剥がれてこちらに向かってくるんだけど、右の壁に小さな砲台があってそいつが扇状に弾を撃ってくるので剥がれた床と弾で追い詰められやすい。弾を撃たれる前に倒して壁を剥がれた床を避けるようにしたい。
剥がれる床を過ぎるとモアイが出てくる。真ん中に対空砲火があるので、マルチプルを左右に素早く展開して倒すようにしないとモアイの吐き出すイオンリングにやられてしまう。
ボスはゼロスフォースだ。倒し方も沙羅曼蛇と一緒だしその後の脱出も同じなので、脱出のキャプチャは撮っていない。
■エンディング
無事脱出するとおなじみ脱出シーンになって、爆発、スタッフロールとなるんだけど沙羅曼蛇と違って超生命体のライフフォースの全体像(で合ってるのかな?)が見える。脱出してるロードブリティッシュは見えるけど、ビックバイパーは背景の網目に混じって見えづらい。
エンディングBGMは沙羅曼蛇と同じで、曲が終わると2周めに突入する。
ライフフォースはパワーアップシステムがカプセル式に変わったことが大きな違いで、それ以外は敵やグラフィックが全部ではなく一部が生物に変わってBGMが一部差し替えられただけでほぼ沙羅曼蛇と変わらない内容のため中途半端感が強く、良くも悪くも沙羅曼蛇のマイナーチェンジ版なことは否めない。
ま、30年以上も昔のゲームに難癖つけるのもどうかとは思うけど、どうせならグラフィックはキッチリ生物に変更して、敵の配置やボスをガラッと変えるぐらいの変更があればもっと新鮮味というか面白さが出たんじゃないかと思う。
以上、ライフフォースの感想でした。