toscanaAC’s blog

雑記です。

雑記 米TikTok禁止法案について

更にアベプラネタ。

久しぶりにみたら色々興味深いことが議論されていて、面白い。

で、先日米でTikTok禁止法案が下院で可決され、上院で可決された場合、バイデン大統領はすぐに署名するとしているため、上院で可決するか否か?が注目されている。この件をアベプラで議論していた。アメリカ国内では禁止法案に対し反対のデモが起きたりしているけど、これは表現の自由が・・といった問題ではなく国家安全保障に関わる問題だと思っている。

下院で可決した内容だと、議決権株式を売却せよというものだけど、これは中国当局が了承しなければできないもの、且つ肝心の中国当局はそれを拒否している。

で、こんな法案が下院で通ってしまったのは、TikTokのデータが中国で共有されていることが判明し、対処したとアナウンスしたものの、実際には穴があって非公式にデータが共有されていることがわかってしまったからだ。しかも、そのことを突き止めたジャーナリストのデータにTikTokの従業員がアクセスするということが発生したため、決定的に黒になってしまった。

アメリカ国内では禁止されることで生活に影響が出る、としてデモが起きているようだけど、アメリカ国内の安全保障の観点からするとやはり一部の国民の生活を維持するために国家を危険にさらすわけにはいかないと思うんだよね。だから、禁止やむなしかな、と思う。

それと私個人は、これまでの中国の国際的な立ち位置というか行動がアメリカでの禁止法案を推し進める1つの要因になっているんじゃないかと思っている。

言論の自由が無く、対外的には平気で嘘を付き、国内では各国のブランドものの紛い物を作り外部に売りさばく、台湾有事を懸念したくなるような挑発行動、フィリピンとの小競り合い、ロシアや北朝鮮の支援など、少なくとも国際社会の平和において脅威になってきているのが中国という国家だと私は思っている。

そう考えると、アプリからデータを抜いて、情報分析をしたりすることがは十分考えられることであり、要人がうっかり漏らした機密情報なんかがあればしめたもので、徹底的に有効活用すると思う。つまりTikTokは諜報活動のツールとして使われることが十分に考えられる、ということだ。検閲をし、表現の自由が無い国が作るツールが安全であるとは言い難いんじゃないかと感じている。

私の場合LineやTikTokは入れてないし今後もいれることはないけど、個人的には日本もアメリカに倣ってTikTokは禁止にした方がいいんじゃないかと思うし、なんなら先日総務省から指摘を受けたLineもおもらし常習犯と考えれば、禁止にした方がいいんじゃないかと思っている。