サクサクと進むけど、単調。
アケスタ「1942」
GW真っ只中、のんびりとアケスタのシューティング1942をプレイしたみたので感想を書いてみる。
1942は、1984年に発売されたカプコンのシューティングゲームで舞台は第二次世界大戦の海戦をイメージしている。自機がアメリカ側で敵機は日本軍となっており、ミッドウェイから沖縄までの実に32もの長いステージを進んでいく内容になっている。
道中はいわゆる小型のザコ敵と中型機、大型機が出てきて、基本ザコ敵は前からで中型機と大型機は画面下(後方)からやってくる(中型機は画面前からやってくることもある)。後半のステージになると中型機が左右に連なって出てくることもあって自機にサイドファイターがついていたりすると避けられないため、結構陰険に感じる。
その陰険な攻撃があることを前提としているのか、緊急回避の機能として1ステージで3回まで宙返りをすることができるようになっている。
各ステージの終わりには空母に着艦し、撃墜率が表示されるのと敵弾の緊急回避として使える宙返りの残回数分ボーナスが入るようになっている。
赤い敵機を全て倒すとPOW表示のアイテムが出てきて、取ると色によってパワーアップ(左右1発ずつの自機の弾が左右2発ずつの計4発になる)や画面上の敵を全滅、1000点、自機が1UP、自機の左右に小型機がつくサイドファイターなど色々な効果をもたらしてくれる。
4ステージ毎にボーナスステージがあって、ボーナスステージは大型機以外は弾を撃ってこないので如何に撃ち漏らさずに敵を全滅させるかがカギだ。といっても中型機の編隊とかが出てきてそれらを倒している最中にザコ敵を撃ち漏らしたりしてしまうんだけど・・。
この1942って音楽が地味で音楽があまりつかなかった頃のファミコンゲームみたいでノイズのリズム音とピー音を組み合わせただけのもので、ステージが進んでいっても特に音楽は変わらないせいか単調な印象は否めない。
その単調さを打開するためなのかはわからないけどいくつかのステージの最後には、巨大な飛行機の亜也虎が登場する。前後に動きつつ弾をバラ撒いてくるので避けるのも結構難しい。宙返りを使いつつ避けてダメージを与えて倒すしかないんだけど、慣れるまでは何度もやられてしまった。
灰色の大型機の方が耐久力が高いらしいので、敵弾を避けながら倒すのは後半ステージになるほど面倒になってくる。
それと1942の問題点は、敵の軌道と一緒に弾も撃たれていて敵が軌道を変えたので反対側に行こうとしたら弾に当たったとか自機に近づいてきてから弾を撃ってくるとかが多く、緊急回避の機能で宙返りが装備されているけど宙返りする前に被弾するってことが多いような気がする。
ということで下手な私は今回もセーブとリワインドを使って進めていった。アケスタのリワインドはS-TRIBUTEのリワインド(5秒区切りぐらいのスナップショット)と違って押している間巻き戻しができるので使いやすい。
ステージ31の亜也虎を倒すとCONGRATULATIONのメッセージが出てくる。
亜也虎撃破後のステージ32はボーナスステージ。敵弾がないのでここまで来ると気が楽になる。
エンディングではギブアップの文字とともに、特別ボーナスで1千万点が入る。ムチャクチャだねw
でもメッセージで自分たちの次のゲームに期待して欲しいと書かれていて、開発側の気持ちを感じ取ることができる。(その後実際に1943が出ているしね)
ネームエントリーを見ると到達ステージは32ではなく、33って表示されている。
さて1942だけど、リワインドを使えばクリアするのも比較的簡単だと思うので、当時やっていた人なら手軽に懐かしむことはできるだろうけど、そうでない人にとっては32ステージの長さはちょっと冗長に感じるかもしれない。