toscanaAC’s blog

雑記です。

ゲーム感想 アケアカ「グラディウス」

かなりストレスが溜まった。

アケアカ「グラディウス

GRADIUS

バブルシステムの起動待ち画面

ゲーム感想とは関係ないけどアケアカの配信、9月はナムコゲーム月間らしい。らしいというのは最近アーケードアーカイバーを見てないからで、ネットでおかわり情報を調べたらそんなことが書かれていた。

ヒントは、パズル、続編、システムIIらしい・・・。アケアカにナムコが参入して1周年ということを考えると人気のないタイトルを出すとは考えにくい。そしてナムコはパズルゲームが少ないのでパズルとなると第1候補は「コズモ・ギャング・ザ・パズル」だろうか。先日感想を書いたパックマンミュージアムプラスのパックアタックの元にもなるので、それなりに面白いと思う。

続編は飛ばしてシステムIIを考えると、ゲーム内容ではないけどビジュアルで人気のある「フェリオス」あたりかな。ゲーメストの1991年の読者投票なら「マーベルランド」の方が人気があると思うけどインパクトではフェリオス。あと「アサルト」も人気はあるけどアケコン操作はできないだろうからもう少し先かな(HORIのレトロコントローラが出たらアリかな?)。

そして難しいのが続編だ。

続編となると「ローリングサンダーII」「ディグダグII」「イシターの復活」が思い浮かぶんだけど、まずローリングサンダーIIは、基板がシステムIIなのでヒントの続編とシステムIIが重なるようなことはないんじゃないかと・・。(加えて、前作と較べてローリングサンダーIIはそれほど人気があるわけでもない。)

次にディグダグII。続編ではあるけど、こちらもそれほど人気のあるゲームではない。

となると私の好きなイシターの復活じゃないだろうか?と思っている。イシターも人気のあるゲームではないけど、上の2作に比べれば人気のある方だと思う(ゲーメスト投票で22位)

ということで、私の予想は手堅く「コズモ・ギャング・ザ・パズル」「イシターの復活」「フェリオス」で。

さて、ナムコゲーム配信予想の話をしてしまったけど、ゲーム感想に話を戻す。

グラディウスII、沙羅曼蛇ライフフォースと来て、最後はグラディウスで締める。アケアカではシリーズにグラディウスIIIがあるけど高難易度でセーブしながらクリアするにしてもしばらく掛かりそうなのでそれは別の機会にしようと思う。

ということで、グラディウスだけども後にグラディウスシリーズと言われる程に後継作が出たゲームで、シューティングゲームとしては歴史に名を残すゲームだとは思う。このゲームをオマージュしたゲームも沢山出ていると思う。

じゃあ、素直に面白いゲームか?と言われるとそうでもない。冒頭でも書いたけどプレイしていて不快でイライラするゲームだった。(某サイトではゲームバランス良好とか書かれているけど、とてもそうとは思えない)

ということで、各ステージの感想の前に問題点を挙げてみる。

敵の速度が速い
自機の初速がやたら遅いくせに敵の移動速度がやたら速い。自機をスピードアップして敵を倒すにしても撃ち漏らしてしまうことがある。単に下手と言えばそれまでだけど、撃ち漏らした後が次の問題として厄介なことになる。

自機の後方から撃ってくる
撃ち漏らした敵が自機の後方に行ってから弾を撃ってくるので、斜め後ろから攻撃されることになるんだけど、弾速も速くて避けづらいため非常に厳しい。他にもダッカーやジャンパーも移動速度が速い上に後ろから攻撃してくるという嫌らしさがある。

モアイが厄介
モアイが出るステージ3は上下スクロールできるけど、破壊しづらい位置にいるモアイが多く、加えて吐いてくるイオンリングが結構速いためザコ敵とザコ敵の撃つ弾とイオンリングに囲まれてやられてしまうことが多い。特に上にも書いた後方からの攻撃が多くなりやすくかなり厳しい。

レーザが使いづらい
レーザーが優秀と書いてあるサイトもあるけど、正直なところ使いやすいとは言い難い。ステージ1の火山、ステージ3のモアイ、ステージ4の逆火山、ステージ7要塞はレーザーよりダブルの方がクリアしやすい。

加えて逆火山の後の触手ステージもレーザーは当たりにくくて、ダブルの方が触手を破壊し易いのでレーザーによる高火力で爽快感を得られるのはステージ最初の敵編隊のところと一部のステージだけだと思っている。あと、オプションの自機追尾にクセがあるので、尚のこと使いづらい。

こんなとこだろうか。さて、次は各ステージの感想を。

■ステージ1 火山

ステージ1 火山

このグラディウスというゲーム、問題点にも書いたけどとにかく敵の動きが速く撃ち漏らすと後ろから撃ってくるのが嫌らしい。特にステージ1では空中戦後はまだ装備が揃わないため、その状態だと敵を撃ち漏らしやすく後ろから撃たれやすい状態になっている。

にもかかわらず、火山ステージなので天井にも砲台がいて弾を撃ってくるし、ダッカーが頻繁に後ろからやってきて自機が攻撃しづらい斜め後方から撃ってくるという嫌がらせのような攻撃をしてくる。地面にはハッチがあって敵編隊がガンガンやってきて前方斜めから撃ってくる。

斜め方向からの攻撃が弱いので、ステージ1からやられ易く何度もやらないとステージ1なのにクリアが難しい。

ステージ1 火山(岩からレーザー)

途中、中央に大きな岩が出てきてレーザーを撃ってくる。しかもここは天井はハッチと砲台とダッカーが出てくるし、地上はジャンパーとダッカーが出てくるという、ステージ最後の嫌がらせ地帯になっている。

ステージ1ボス 火山弾(噴火)

岩からレーザーを撃ってくる地帯を抜けるとスクロールが止まって火山が噴火する。火口から岩が吹き上がってくるんだけど、自機の弾の連射をすり抜けて自機にぶつかることもあるので油断ができない。それと吹き上げてくる岩を破壊できるように縦にオプションを並べて迎え討とうとしても、オプションの動きにクセがあって一箇所にくしゃっと固まってしまうことがあるため、装備が整っていてもやられてしまう時がある。

オプションの位置調整に慣れるしかない。

ステージ1ボス ビックコア

火山噴火をやりすごすと下からビックコアが出てきてボス戦になる。ビックコア自体はレーザーを撃ってくるぐらいで苦労する敵ではない。レーザーを避けながらコア前のシールドを破壊してコアに何発か撃ち込めば楽に倒せる。

ステージのボスより道中の方が苦労するという、シューティングとしては少し変わった状況になっている。

余談だけど、グラディウスのボスだとコアを持っているのはコアのシャッターが開くまでダメージを受けないという嫌な仕様になっている。シャッターが開いて青になるまで逃げてから撃ち込む形になる。(グラディウスIIのボスラッシュの最後、カバードコアなんか安全地帯を使わずに倒そうとするとシャッターが開くまでミサイルから逃げ続けなければならないという・・・なんとも嫌な状態に)

■ステージ2 ストーンヘンジ

ステージ2 ストーンヘンジ

ステージ2のストーンヘンジでは、石積み障害物がある上下スクロール可能なステージでその名の通り遺跡のようなイメージのステージだ。基本的にザコ敵とハッチと砲台ぐらいなのでステージ1よりは比較的楽にすすめることができる。

また、(やられなければ)ステージ1より装備も充実してくるので敵を殲滅しやすい。ただ、ここでも斜め方向の敵弾が危険で、あっと思ったときにはやられてしまうので移動のしかたをパターン化する必要がある。(といっても私はそういうのが嫌いなので、毎回アドリブで抜けていくんだけどね・・)

装備は、レーザーの方が砲台を殲滅しやすいけど斜め上の敵に厳しいため、やっぱり初心者はダブルで斜め上を対処しながら進んでいくのがいいかもしれない。私もレーザーよりダブルの方がやりやすい。

ステージ2 ストーンヘンジ

キャプチャはボス手前の破壊できるブロックが壁になっているところを破壊して先へ進もうとしたところ。ここでザブがこちらに向かって突っ込んでくる。こちらは斜めが弱いので、自機を前に出した後に後ろに下がってオプションを突き出すような陣形にしていくとやられにくい。

ちなみに2周目になるとこのザブが撃ち返しをしてくるので、破壊できるブロックを広めに壊しておき上に逃げられるようにしておかないと詰んでしまう。

ステージ2ボス前 ザブ

上のザブが出た後にスクロールが止まって、BGMがビックコアのテーマになりザブが連続で出現する。グラディウスIIのボスラッシュと同じような状態で、違いはザブの移動速度が速いのとカプセルを出さないことだ。

ここも非常に嫌らしくて、自機の近くにザブが現れてこちらに突っ込んでくる。特に自機は斜めが弱いので斜めから突っ込まれると倒しきれずにやられてしまうこともある。ザブだからと甘く見ているとやられてしまう。

ステージ2ボス ビックコア

ザブをやり過ごすと、ようやくビックコアの登場。といっても倒し方はステージ1と同じで装備があれば楽に倒せるし、装備がなければ逃げ回っているだけで自爆してくれる。(動きがワンパターンだから苦労しない)

■ステージ3 モアイ

ステージ3 モアイ

ステージ3はモアイ。以降グラディウスシリーズで受け継がれていくモアイ。。。

ここはグラディウスIIのモアイステージと変わらない(というかグラディウスIIが変わらないというのが正しいんだけど)。上下スクロールするのでスクロールを使いつつ進んでいくんだけど、グラディウスIIと違って雑魚の移動速度もイオンリングの速度も速めなので、圧倒的物量で押されて破壊する前にやられてしまうことが多い。

何度も書いているけど自機は斜め方向の攻撃に弱く、このモアイステージではイオンリングが斜めで吐いてくることが多く倒せずに逃げると追い詰められてしまう。また、モアイは口をキッチリと撃たないと破壊できないので、破壊しそびれると大量のイオンリングに囲まれることになる。

ステージ3 モアイ

また、起き上がっていない寝たままのモアイもいてミサイルによる破壊がしづらい。個人的には全7ステージ中、一番嫌いなのはこのモアイステージだ。火山ステージより斜め攻撃が陰険で、プレイしていて凄くストレスが溜まった。

ま、30年以上前のゲーム、しかもアーケードゲームに文句を言っても仕方がないけど、やっぱり低難易度から少しずつ難易度が上がっていく方がプレイする側は楽しめるんじゃないかと思う。

ステージ3ボス前 マザー

ボス前にはマザーが複数体出て扇状に破壊できない弾?を撃ってくる。モアイをやり過ごしながらレーザーに武器換装できる状態になっているならレーザーが楽だ。ダブルだと倒せはするけどなかなかマザーを破壊できずじわじわと追い詰められていくので、精神衛生上よくない。

ステージ3ボス ビックコア

で、ビックコア。もうビックコアがブレイクタイムに感じるぐらい気楽に対処できる。

■ステージ4 逆火山

ステージ4 逆火山(攻撃が激しい)

ステージ1と同じ火山ステージ。逆火山があるぐらいでステージの構成はあまり代わり映えしないけど、ザコ敵の攻撃がハンパない状態で上下のハッチや砲台、ダッカー、ジャンパー、ウロスとすぐに破壊しないと画面が弾だらけになること請け合いだ。

ここもレーザーよりダブルがやりやすい。これまでのステージでもそうだけどシールドが使えるならシッカリ使って前からの攻撃に対して保険を掛けておきたい。個人的には、装備が整っていればモアイステージよりクリアしやすいと感じている。

ステージ4 逆火山(噴火)

ボス前になると逆火山の噴火地帯になる。途中でやられて装備を剥がされてなければステージ1より楽に火山に対処できると思う。ここを過ぎればボス前戦だ。

ステージ4ボス前 アイアンメイデン

ボス前はアイアンメイデンという傘形の円盤らしいんだけど、パッと見ると源平討魔伝の要石にも見えるw(あっちの方が後だけど・・)

地形に沿って移動した後に自機に向かって突っ込んでくるので、画面中央ぐらいでオプションを展開して撃っていればやられることは無い。装備が弱い時は自機に向かってきたやつのみ連射して倒していれば対処できると思う。

アイアンメイデンを全て倒せばボスのビックコアだ。(ビックコアのキャプチャ撮るの忘れたので、キャプチャ画面はナシ)

■ステージ5 触手

ステージ5 空中戦

ステージ5は触手ステージだけど、触手が出てくる前の空中戦でザコ敵が大量に弾を撃ってくるようになる。特に撃ち漏らすと後方から撃ってくるので空中戦でもあっさりやられてしまうことがある、要注意だ。

ステージ5 触手

空中戦が終わると肉塊に触手が生えたやつが何体か出てくる。触手の色が違う箇所を撃てば触手を破壊できるんだけど、レーザーだとかなりやりにくい。特に触手の先端から短い間隔で断続的に弾を撃ってくる(しかも見づらい)ので早めに触手を破壊しないとかなり厄介になる。

ここもレーザーではなくダブルで進めるのが楽だ。

肉塊は耐久力が高く相当撃ち込まないと破壊できない。装備が弱い時は触手破壊を優先して肉塊は放っておくというのも一つの手だ。

ステージ5 触手

ボス前の敵も触手だ。BGMがビックコアのテーマになっても触手が出てくる。倒し方は同じなので、触手を優先的に破壊して、可能なら肉塊を破壊。

ステージ5ボス ビックコア

そして雑魚よりも雑魚なビックコア。(全体では最後のビックコアになる)

■ステージ6 細胞

ステージ6 細胞

ステージ6 細胞

ステージ6は細胞のステージで破壊できる網目状のバリアを破壊してアメーバみたいな細胞を倒しながら進む。何だか細胞の生物感と所々に配置されてる砲台やハッチのミスマッチ感がなんとも言えない。

この細胞ステージや1つ前の触手ステージを膨らませて沙羅曼蛇ができたのかな?

ステージとしては短めで、武器はダブル/レーザーのどちらでも問題ない。砲台が少し厄介なので、シールドがあればベスト。アメーバは耐久力があるので早めに倒すようにすれば楽ちんだ。

ステージ6ボス 細胞核

ステージ6のボスは細胞核。ボス手前がキュっと締まっていてピンクの枠のところを過ぎた途端にボスが破壊できる弾を撃ってくる。この弾は速度があるので、自機の弾幕を抜けられたら一巻の終わりになってしまう。

火力勝負になるので、オプション、ミサイル、レーザーorダブル装備して短期決戦で倒したい。

■ステージ7 要塞

ステージ7 要塞

最終ステージは後のシリーズでもおなじみになる要塞。狭い通路の上下に砲台、ダッカーやザブなどが出てくるので、モタモタしてると画面中が弾と敵だらけになってしまう本当に嫌なステージだ。

砲台はとにかく弾を撃ってくるのが早いし弾速が速いのでシールドを張っていてもバンバン削られてしまう。ダッカーが弾を撃ってくるタイミングを測りつつ前方の砲台を倒して、後方に戻ってダッカーを倒すという形で前後に動きながら進めていくことになる。

ステージ7 要塞

ザブやジャンパーが出てくる箇所はなるべく覚えて、ジャンパーは弾を撃たれる前に倒す、ザブは一編隊が出現しきったらまとめて倒す形で進めていく(キャプチャではジャンパーに弾撃たれてるけどね・・)

ちなみに私はシューティングのパターンを作るとか言うのがキライなので、ざっくりと敵の出現場所を覚えてアドリブで対応していく方法を採っているけど、やっぱりやられまくる(汗)

ステージ7 要塞(パイプ)

ラスボス前には破壊できないパイプが出てきて、上下のパイプ間でレーザーバリアが出るんだけどキャプチャの位置辺りで撃っていればやり過ごすことができる。(難易度が「易しい」だからかな??)

そしてパイプをやり過ごすとキャプチャには撮ってないけど、ラスボス前のシャッターを守る触手のボスが出てくる。こいつは触手ステージの触手と同じく色の違う箇所を撃てば触手を破壊できるのでさっさと破壊してシャッターの中に入る。さっさと入らないとシャッターが閉じてしまうので要注意。

ステージ7ラスボス マザーコンピュータ

ラスボスはマザーコンピュータ、、、ってあるけど脳みそにしか見えないな。脳神経の壁に張り付いているところを破壊すれば倒せるけど、少し待っているだけでも自爆で倒すことができる。

■ステージクリア

ステージクリア

ラスボスのマザーコンピュータを倒すと、敵要塞が爆発するシーンが表示されてすぐにステージ1に戻って2周目が始まる。エンディングのついたグラディウスIIと比べるとかなり簡素だ。

■ネームエントリー

ネームエントリー

自機が全部なくなるとネームエントリー。性別や星座を入力する形になっていて、グラディウスIIの感想では書かなかったけどグラディウスIIのネームエントリーもこの入力形式を継承している。

ということで、プレイ感想を書いたけどまとめると「斜め後ろからの攻撃が嫌らしい」、この一言に尽きるかな。プレイしていてグラディウスIIや沙羅曼蛇とはまた違ったストレスのたまり方をした。またプレイしたいか?と言われたらグラディウスはもういいかな・・という答えになると思う。

以上、グラディウスの感想でした。