toscanaAC’s blog

雑記です。

雑記 2Dシューティングゲームが世間に受け入れられない理由

先日セールになっていたので、雷電III Mikado Maniax、雷電IV MIKADO remix、雷電V Director's Cut を購入してそれぞれプレイしてみた。難易度にPracticeモード(敵が弾を撃たない)があるのでそれでクリアしてから、雷電IIIと雷電IVは難易度をVeryEasyにしてプレイしてみた。

雷電IIIは、ラスボスの近くでコンティニューしてしまったけどなんとかクリアできるレベルだったのに対し、雷電IVは途中で何度もコンティニューした上にラスボスでゲームオーバーになってしまった。2回目は1周目のラスボスを倒せたものの2周目は途中でゲームオーバーになってしまった。(この雷電IVはコンティニュー回数に制限があって、何度かプレイしないとその回数が増えないという、嫌がらせのような仕様になっている。何でデザイナーはプレイヤーが不愉快になるような仕様を平気で入れられるんだろう?それがモチベーションアップに繋がるとでも思ってるんだろうか?神経を疑いたくなる・・。あと、雷電IVは5ステージを2周した後に本来のボスを倒すことで真のエンディングとなる仕組みになっているんだけど、2周目は難易度が急上昇するため1周目ですらかなり難しいのに2周目になるとやる気が一気にだだ下がりする)

単純に言ってしまえば、雷電IVは難易度PracticeとVeryEasyとの間に天と地ほどの差があり、難易度調整なんてものはされていないに等しいということがわかった。敵の弾の数が多く弾速が速い、とてもVeryEasyとは言えない代物だ。推測するに、Practiceモードというのは取ってつけただけのモードでしかなく、もともと雷電IVは普通の人にはまともにプレイできない難易度ということだろう。

斑鳩の記事でも書いたけど、これはシューターな人たちに迎合して作られていることがよくわかる。もしそれが違うというのなら、渋谷でも新宿でも池袋でもいいから無作為に老若男女100人ぐらい集めてVeryEasyモードであることを強調してプレイしてもらい、感想を訊いてみればいい。大半は楽しいとも思わないだろう。加えて、もう1度やりたいか?も訊いてみればいい。きっと、断られると思う。そういうゲームしか作れないわけだ、シューティングゲームの作り手は。

一部のマニアックな人たち向けのゲームづくりをしているわけだから、受け入れられなくて当然だと思うんだ。雷電IVについて言えば、BGMだの壁紙だのといったおまけに手間暇掛けるなら、アーケード当時の難易度を調整するための時間を取るのが本質のような気がするんだけどね。

何ていうか、テレビ番組に例えるなら、バラエティで芸人が内輪ノリしているんだけど面白くなくて視聴者が白けている、そんな感じに見えている。笑えてるのはその内輪ノリを知っている人たち(つまりシューターな人たち)だけで、視聴者(一般人)は置いてきぼり。

そして、ちょっと笑ってしまったのがゲームカタログ@wikiのサイトだ。ここにはゲームバランスはシリーズ最良クラスと書かれているんだけど、これが最良バランスなのか?、1年近くロケテストやってこのレベルなのに?

おいおい、このwiki書いたヤツって気は確かなのか?

追記(2023/12/27)

その後も何度かプレイしてみたけど、やっぱりVeryEasyという言葉が当てはまるような難易度ではないと思う。デザイナーには「VeryEasy」を百万回唱えて言葉の意味を理解しろ、と詰めたくなる。ま、いずれにせよ私にとってはクソゲーだ。

価値観は人それぞれだけど、セールで安いからといって普通の人が手を出すのはヤメたほうがいいと思う。お金をドブに捨てるようなものだ。(ちなみにゲームに支障はないもののバグもある。私が問い合わせたわけではないけど、ネットの情報では問い合わせても返信すら無いらしい・・)

追記2(2024/01/13)

任天堂公式やswitchのソフトを紹介しているサイトの人気ランキングを見てみたんだけど、笑っちゃうぐらいに2Dシューティングがランクインしていない・・w

紹介しているサイトでは年間50本で、パッケージはもちろんのこと、ダウンロード専用でも2022年にソルクレスタ、2019年に彩京シューティング vol1、2018年R-Typeぐらいしかない。任天堂公式では1本も見当たらない。

これが何を物語るか?

簡単な話だ、売れてないってこと。

推測するに、理由は単純で2Dシューティングゲームの作り手がマスターベーションで物づくりしているから。難易度調整もロクにできないため、一般ユーザから倦厭されてしまっているワケだ。これは別に雷電だけに当てはまる話ではなく、これまであれこれプレイしてきたほとんどのシューティングゲーム当てはまると思っている。

「シューティングは死なない」じゃない、「シューティングは既に死んでいる」なんだよ。