toscanaAC’s blog

雑記です。

雑記 IT業界はヤメておいたほうがよい、という話

私のブログを見ている人なんてそうそういないだろうけど、それでも見ている人がこれから就職や転職を考えるならIT業界はヤメておいたほうがよいと思っている。

ただ、例外として既にPCに慣れていて、IT業界の動向や技術について普段からキャッチアップして、実践したりしている方なら通用する世界だと思っている。といっても単なる技術バカでは通用せず、コミュニケーションスキル(自分の考えていることを相手に伝える力と相手の言っていることを理解する力)が必要になってくる世界だ。(意外かもしれないけど、IT業界は技術的な対応に掛ける時間より、泥臭い人間系の話の対応に掛ける時間の方が多かったりする)

よくIT業界では未経験でもOKなんて謳い文句で募集を掛けているけど、あれはぶっちゃけ誰でもいいから文句を言わずに言われたことをハイハイとやるワーカーとなる人を募集しているのであって、技術者であることは二の次になっているパターンが多い。(よく、未経験でもやる気を重視します、なんて文言が記載されているけど、そんな文言が記載されている企業は、間違っても応募してはいけないww)

そういった企業は、入社の面談の時には研修するとか教育するとか言っておきながら、せいぜい1ヶ月程度簡単に研修をする程度で、理解不足の状態なのに後は現場で覚えろ、と外に出されるのがオチだ。

そしてその会社から離れてシステム開発を行っている会社に行き、そこでシステム開発を行うんだけど、大抵そういった人を集めているようなプロジェクトというのは、非効率な作業や無駄な会議が多かったり、価値観が時代遅れで技術的に古いものを今でも使用していたり、スケジュールがカツカツ(余裕がない)で残業や休日出勤が常態化していたりと非常に不毛な状態になっていることが多い。

IT業界では精神疾患、つまりメンタルによる病気が多い。それは、こういった不毛な環境に長いことさらされる上に、それが原因かは定かではないものの人間関係もギスギスし始めるので、そこにいるとダブルでダメージを受けて精神を病んでしまうからだ。

それで会社を休んだりすると、会社は休んだ人の身体を心配することはなく(一応、形式上は心配してますという体で連絡がきたりはする)、「明日は出られますか?」なんて聞いてくるので、あぁこの会社は私のことよりお客のことしか頭に無いんだな・・ということがイヤという程伝わってくるため、病気で辛い状態が余計に悪化してしまう可能性もある。

なので、あまり知識や技術が無いのにIT業界に飛び込んでみよう、などという無謀なことはせず、少し時間を掛けてでも別業界で自分が対応できるところを探したほうがいいと思う。

ちなみに、上記のヤメたほうがいい企業というのは、派遣契約や準委任契約をやっているIT企業のことであって受託開発を行っている企業の場合は、ケースバイケースとなるので当てはまらない。というか、未経験の人を雇うような受託をやっている企業は、ほとんど無いと思う。

それでもIT業界にチャレンジする場合は、会社で教えてもらえるという考えを捨てたほうがいい。教えてもらうのではなく、自分で学ぶ。自分で学んで解らなかったことは、会社の同僚に訊くといったスタイルでやっていかないと、簡単に行き詰まる。

何れにせよ、未経験の転職先として検討する業界ではないし、新卒でもITについて勉強してない人が入れるほど甘い業界ではないと私は思っている。

追記(2023/07/04)

因みに、そういった開発の管理者に聡明な人は少なく、基本ワーカー的に扱う扱うような管理者が多い。どこかの記事で書いたけど、トラブルがあったり納期に間に合いそうにないと、ヒステリックに騒ぎ出しその対策として人海戦術を使ってくる。つまり残業や休日出勤だ。サルでもできる対処法をお約束でやってくる無能管理者がいるようなプロジェクトは、私から言えば「悪いことは言わないから、さっさと見限って出ていったほうがいい」となる。いるだけあなたの時間の無駄になる。

運悪くそういった企業に入ってしまい、且つそんなクソプロジェクトに入ってしまった人は、無駄に義務とか責任とかを考える必要はない(責任は、発注する側の管理者の問題であって、受ける側の問題ではない)ので、出ていく計画を立ててたんたんと進め、いざその時になったら一切の情けを掛けずに出ていったほうがいい。(あれこれと慰留の言葉を言ってくるが、絶対に耳を貸してはいけない)

下手にあれこれ対応したり温情を掛けてしまうと、余計に作業が舞い込んでくるし、こちらの気持ちを無下にしたような対応をしてくる。各方面から労いの言葉はあっても、給料が増えることは絶対に無い。これは断言してもいい。

なので、さっさと出る。そして可能なら、IT企業でも準委任をやってない企業に行くか、まともな業界へ就職した方がいい。いずれにせよ下準備は大切なので、水面下でしっかりと準備しておいた方がいいと思う。