toscanaAC’s blog

雑記です。

雑記 ルッキズムについて

またも高須さんの動画を見ての感想なんだけど、よほど世間ではルッキズムが強いんだろうね・・。笑っちゃいけないんだけど、高須さんの動画で話しているのが堂々巡りみたくなっているのを見て、よほどルッキズムについて危惧されているんだろうな・・と思ってしまった。

要は美容整形する必要がないにもかかわらず、細かい部分や瞬間的な自分の姿を気にして相談に来る人が多いようだ。

おまけにコメント欄みると、ある程度はそこまでこだわることではないというかルッキズムが強くなっている傾向に違和感を感じている人がいる一方で、それでも周りと較べて云々といったことを書いている人もいて、認知のゆがみというものは外部からの入力ではどうすることもできないんだろうな・・と感じてしまった。

ということで、私個人がルッキズムにとらわれる人について勝手に推測、というかエビデンスがあるワケでもないので単なる妄想になるけど、考えてみた。

単なる虚栄心

ルッキズムにとらわれてしまう人というのは、単純に虚栄心が強い人なんだろうな、って思っている。虚栄心というのは、自分を大きく見せたいという考えや心理、欲求になるんだけど、ルッキズムでいけば外見で他人からよく思われたいという気持ちなんだと思っている。

そしてよく思われるだけでなく、他の人より自分は優れているんだと周りから思われたい。ルッキズムで言えば私は周りの人よりカッコイイ、カワイイと思われたいってことになる。(いやいや、マイナス状態だからリセットしたいんだよなんて人もいるかもしれないけど、違うと思います。というか、そんな嘘バレバレです。他人に嘘つくのは良いとして、いや良くないんだけど、自分に嘘つくのはヤメましょう)

でも、人が他人をどう見るかはその人次第であって、自分の思うように人が見てくれるわけではない。

ブランド品を身に着けたり、カッコよく/カワイク見せるための服装やおしゃれ、髪型にメイクなどをあれこれやってみても、必ず周りが振り向いてくれるわけではない。

そして、そうやって人から凄いと思われたいと思っているのは心の中にしまい、自己満足だとうそぶいて、周りの反応を見る。心の中ではカッコイイ、カワイイ、凄いって言われたいのをひた隠しにして見ているけど周りの反応は鈍い。

こんなハズじゃないのに、他に良くないところがあるのかもしれない・・と思い、自分のあら捜しをし始める。

だから、仮に美容整形で一時的に納得したとしても、すぐに不満が吹き出してくる。何故ならまわりの反応が思わしくないから。

自分がどう思うかではなく、主軸は他人がどう思うか見てくれるかになってしまっている。そこに思考や価値観が支配されているから、自分がどうかではなく周りからどう見られるかばかりを気にして一喜一憂する、そんな人生を過ごすことになると思う。

「ユー認めちゃいなヨ。ユーは大した人間じゃないんだヨ。」

この言葉が受け入れられる人と、受け入れられない人の差なんだと私は思っている。

「ユーは、カッコよくもないし、カワイクもないし、凄くもないんだヨ。それが解かれば、無駄なマウントとらなくて済むヨ。ラクになるヨ。カッコイイ人みたら素直に認めちゃいないヨ、カワイイ人がいたら素直に認めちゃいなヨ。張り合う必要なんて無いんだヨ。ユーは、ユーなんだヨ。」

今話題になってるジャニさん的な感じでおふざけはよくないかな・・(汗

承認欲求

虚栄心のところで結構書いてしまったけど、ルッキズムのもう1つの要因はこの承認欲求が強くなっていることなんだと思う。そもそも自分が大した存在じゃないことを受け入れられない、自分はもっと周りから承認されて然るべきだと勘違いしているので、周りから承認されてない状態を別のことで満たそうとする。

カッコよくなる、カワイクなる、ブランドを身につける、金持ち(高年収)であることとか会社経営しているとかのステータスっぽいことを言う、などなど。だから自分がどう思うか自分が納得するかではなく、周りの反応を判断基準としてしまう。

具体的に言えば、いいねやフォロワー、再生回数などの数だ。SNSで可視化されてしまうが故に、その数が少なければ、まるで自分が承認されていない、世間から認められていないんじゃないかといった錯覚に陥ってしまう。

だからそれらの承認を得るために、余計に過激なことをやりだす。

いわゆるSNSの炎上騒ぎみたいなのだけど、大したことのない人間であることを受けれられないが故にそういった炎上騒ぎになってしまうようなことまでやってしまう。承認欲求が強すぎて、歯止めが効かなくなってしまう。

一部のSNSの炎上はそんなところじゃないだろうか。(もちろん、単純にバカで悪いことを悪いと思わずにやっている救いようのない人もいるので、全部ではないと思うけどね・・。)

承認欲求は誰もが持っている欲求だし悪いことでもないけど、過剰すぎる承認欲求はしばしば炎上を起こすし、女性の方だと(日本ではいないとおもうけど)それらのSNSツールで裸になってまでも「いいね」を貰って満たされているような感覚の壊れた人も出てきている。

ただ、日本でも露出度の高い服やデコルテというか胸の谷間を出した姿、体の線が強調されるような服を着て動画を配信している方などもいるので時間の問題かもしれないけどね・・。(まぁそれもこれも金のためなんだろうけど)

ルッキズムに陥っている人も、この裸になってしまう女性と同じ様になってしまっているのかもしれない。

自己顕示欲求

承認欲求や虚栄心とセットになる欲求の1つになるけど、自己顕示欲求がある。上に書いたのがルッキズムの負の部分とするならこちらは正の部分じゃないかと思うんだけど、如何に自分がカッコいいか、カワイイか、凄いかをアピールするのが自己顕示欲求になる。

ただ、裏側には承認欲求が隠れていると思っている。

承認して欲しいが故に、自己アピールを欠かさない。イケてる自分を見て欲しい、ってインスタなどでアピールするワケだ。だから、SNSなどのリア充アピールなんかも実際はリア充でなくても、承認して欲しいが故に凄いと思われたいが故に、嘘のリア充アピールをする。

虚栄心があるので、普通にできていることをアピールする通常の自己顕示と違って、何とか作ってでもアピールをしたがる。全ては虚栄心を満たすため、承認欲求を満たすためだ。

ルッキズムで過剰な美容整形をしたいと思うのもここにつながってくると思っている。自分はカッコイイ、自分はカワイイと見てほしいが故に過剰に整形し、皆からの称賛を浴びたがる。ほんの些細な不満を流すことができない。

ただ、それを外部から見た人は、本人が凄いと言って欲しいと思っていることが丸見えなので知ってる人は誰も称賛しない。(知らない人がオォーって、「いいね」するぐらい)

寧ろ残念過ぎて失笑している。その現実を受け入れることができないために、余計に失笑されるような行動をしてしまう。自己顕示自体は悪いことではないけど、足るを知る。これが大切なんだと思っている。

軽薄

ということでルッキズムにとらわれる人を一言で表すなら、私は中身のない軽薄な人、これに尽きると思っている。

軽薄な人、つまり軽くて薄っぺらい人って意味だ。

自分の軸が無く、周りからどう見られるかばかりを気にして、そのことばかりに執着し周りが見えなくなり、他をおろそかにする。そういう残念な人だと私は思っている。

とは言え、ルッキズムにとらわれるか否かは個人の自由だ。私としては、周りのことなんか気にせずに好きにすればいいんじゃないかと思っている。

なお、ここで書いたルッキズムは1つの例であって、他にも年収マウントとか肩書マウントとか色々あると思っている。

ということで、ルッキズムについての私の妄想でした。