toscanaAC’s blog

雑記です。

ゲーム感想 ゲーム天国 CruisinMix Special(CLASSIC MODE)

スーチーパイと同じで、プレイしてて結構イタい。

ゲーム天国 CruisinMix Special

ゲーム天国 CruisinMix Special

先日(先日といっても7月上旬だけど・・)のセールで安くなっていた(定価2900円のところが900円弱になっていた)ので買ってみた。で、プレイしたので感想を書いてみる。例によってクソ長いので興味のない人は見なくていいと思う。

ゲーム天国 CruisinMix Specialは、アーケード移植としてセガサターンで発売された内容のCLASSIC MODE(当時のセガサターンのものを移植?したモード)とARCADE MODE+の2種類が入ったゲームになっている。で、ややこしいのが、CLASSIC MODEの中にアーケードモードとアレンジモードがあるため、基本構成は同じだけど3形態のゲームを楽しむことができる。

本当はCLASSIC MODEとARCADE MODE+の両方を書いた記事にするつもりだったんだけど、長くなりすぎるのでまずはCLASSIC MODEのみの記事にして別記事でARCADE MODE+を補完する形にする。

システム構成

ということで、まずはゲームの感想ではなく全体のシステム構成を書いていく。


メニュー画面

メニュー画面

まずはメニュー画面からなんだけど、ゲームを起動してタイトル画面で任意のボタンを押下するとメニュー画面になる。で、このゲーム天国の主人公 伊藤由紀 が右に表示されアナウンスとかしてくれるんだけど、最初だけわざわざ胸をぷるるんと揺らす演出をしている。このゲームの当時のターゲットはオタクな方々だろうからこの演出はある意味正解だとは思うけど、知らずに見ると冒頭に書いたようにちょっとイタい感じがする。

ちなみに主人公はYou&Meというゲームセンターでバイトしているという点からスーチーパイ世界線は違うかもしれないけど、同じ世界の中の話になっているようだ。見た目が幼い感じだけど、スーチーパイより1歳年上だったりする。

カーソルを移動すると下のウィンドウにモードの説明が出てくるので、わかりやすいと言えばわかりやすい。CLASSIC MODEとARCADE MODE+は冒頭で書いた通りで、他にDATA MODE HDとOPTIONがある。

DATA MODE HDは、ゲーム天国の元ネタになっているジャレコのゲームの資料をまとめたもので、ゲーム資料やゲーム画面(アーケードやファミコン移植など)を見ることができる。音声解説もあってなかなか豪華!

OPTIONは、ゲーム全体にかかわる設定を行う。まずはOPTIONから見ていく。


OPTION

OPTIONメニュー

SCREENは、名前の通り画面設定になるんだけど、画面の高さに合わせて拡大表示するか、元の画面の整数倍でドットバイドット表示するかを選択することができる。ドットバイドットにするとゲームのプレイ画面が小さくなるけど拡大された粗が少なくなるため見やすい。

KEY CONFIGは、コントローラの設定でショットボタン、ボムボタン、ショット連射ボタン、点数表示のON/OFFボタンを設定することができる。

SOUND VOLUMEは、BGMや効果音、音声のボリューム調整ができる。個人的には、BGMの音量が少し大きめな印象があるので他の設定値より低めの値に調整している。

SOUND TESTは、リミックスBGMの再生や追加キャラの音声を聴くことができる。追加キャラ以外は各ゲームモードで聴くことができるようになっている。

CREDITSは、開発スタッフのクレジット表示。これ、何故かスタッフロールが終わってもオプションメニューに戻らずずっとそのままなんだよね・・。敢えてそうしているのか、それともバグなのか?ちょっとわからないけど不思議な動きだ。

オープニング

オープニングは、主人公 伊藤由紀 から今何が起きているのかが語られた後に、スーチーパイと同じように主題歌が始まる。(このゲームが出たのが1997年、1980年代後半ぐらいからアニメの多様化とオタク文化が広まってきたことで人気声優が取り上げられる傾向が強くなり、1990年代後半からは単独で活動することも多くなってきた時代だったと思う。だからというのも変だけど、ゲーム中の歌も声優が歌うといったものが多かった。そう考えると、当時としてはゲームに声優の歌が流れるのもおかしなことではなかったのかもしれない・・・)


オープニングのキャラ紹介

上に書いたように、語りが終わると歌が流れてまるでアニメのオープニングのようあれこれとアニメーションしてくるんだけど、その中でキャラ紹介も行われている。

YUKI(伊藤 由紀)

主人公の伊藤 由紀。プレイヤーキャラクターにはならないけど、メニューやゲーム中のステージ開始のアナウンスをしてくれる。

JEYNUS(ジェイナス)

プレイヤーキャラのジェイナス。エクセリオンに登場するパイロットだそうだ。声優は関智一さんで、様々なアニメに出演されている人気の声優さんの一人だ。

SELIA(セリア)

プレイヤーキャラのセリア。プラスアルファのパイロット。同じく人気の声優さん、スーチーパイでは主人公の御崎恭子を演じていることもありジャレコゲームではおなじみさんなのかな?(それは、今回の主人公をやっている西原さんも同じなのかもしれないけど・・)

Z-DYNE MkII

プレイヤーキャラのZ-DYNE MkII。人間じゃなくてロボットでフォーメーションZに出てくるキャラだそうだ。こちらも人気の声優さんで、本当に声優陣が豪華だなって印象がある。個人的には連射である程度対応ができるこのキャラが一番使いやすい印象がある。

PIG(ぴぐ)

プレイヤーキャラのぴぐ。ゲームぶたさんの主人公。こちらも人気声優の大塚明夫さんだけど、アニメやゲームのみならず洋画の吹き替えでも聞かないことは無いんじゃないか?というぐらいにめちゃくちゃ吹き替えされている方で・・・そんなすごい方にぶたさんかよ、ってツッコミたくなる配役だ。

MOMOKO(モモコ)

プレイヤーキャラのモモコ。モモコ120%の主人公。人気の声優さんだけど、声優よりは歌で人気な方なのかな?

MIKI(みき)

アレンジモードで使用可能なプレイヤーキャラ。フィールドコンバットの移動トーチカ ジェネシス3の乗員ってあるけど、そんな細かい設定がフィールドコンバットの時にあったのかね??で、声優さんについてはちょっと私は知らなかったんだけど調べるとハイスクール奇面組のヒロインをやってたんだ・・。あと、スーチーパイでも出演されているので、この方もジャレコのおなじみさんなのかなって思ったけど、wikiの情報だとそうでもないみたい。

MISATO(みさと)

アレンジモードのボスキャラ。アレンジモードのプレイヤーキャラのみきの妹で、ARCADE MODE+だとみき&みさとでプレイすることができる(といっても音声でみさとが参加している程度だけど・・)

人気の声優さんだとは思う。スーチーパイでも出演されている。

ジーニアス山田

各モード共通のボスキャラ。驚きなのがその声優で、千葉繁さんがあてている。こんなレジェンド級な人がゲームのボスキャラで簡単な単語レベルの声出しならわかるけど、アレンジモードなんかでは、ドラマパートであれこれとセリフを喋っててガッツリと出演している。

私が単なるシューティングゲームと思って知らずに買って一番驚いたのが、これだったw

いやー本当に声優が豪華だ。

他、ドラマパートで出てくる脳改造された女子高生というキャラが2人紹介されるんだけど一旦省略する。


メニュー画面

歌が終わるとタイトル画面になって、ボタンを押下するとメニュー画面になる。

メニュー画面

メニューではアーケードモードとアレンジモード、オプションモードが選択できる。で、オプションモードは、サウンドテストや回想モード、ゲームの設定があって、ゲーム設定は残機数や難易度、オートボンバーの有無、打ち返し有無などが設定できる。

また回想モードは、アレンジモードにあるドラマパートを見ることができるモードのようなんだけど、アレンジモードをクリアしても全部開放されなかったので、ちょっと条件がわからない。(選択したプレイヤーキャラに依存する部分があるのかもしれない・・)

サウンドテストは、名前の通りBGMや音声、主題歌を聴くことができる。

ちなみにメニュー画面で何もしないでいると、伊藤由紀から喋りかけてくる。バリエーションが色々あって、これを聞いているのも楽しいかもしれない。(「ジャレコのゲームってさ、当たり外れが激しくて困っちゃうよね」なんて、自虐ネタも入ってる)

アーケードモード - キャラ

画面モード選択

さて、アーケードモードを選択すると、画面モードの選択→ゲームモードの選択→プレイヤー選択の順で流れて、やっとステージ1の開始になる。画面モードは、横画面でプレイするのか、それとも画面を回転させて縦画面でプレイするのかを選択することになる。PCのモニタでピボット機能がついている場合は回転させてプレイするのもアリかもしれない。

あと、ゲームモード選択では、通常のゲームモードかタイムアタックかを選ぶことができる。タイムアタックは一定時間(180秒)タイムアタック用のステージをプレイしてそのスコアを競うモードだ。

ちなみにCLASSIC MODEでは、オンラインランキングの機能は無いので点数のランキングはあくまでローカルのものになる。それとローカルランキングはノーコンティニューでクリアした場合に登録されるようだ。

ということで、各キャラについて書いてみたいと思う。


ジェイナス

攻撃はビーム砲

攻撃はビーム砲で、直線だけど高速連射が可能なため移動することで攻撃範囲を広げることができる。ステージ中のいくつかのポイントで出るBOXを破壊で出てくる[P]アイテムを取るとパワーアップする。パワーアップは初期状態を含め8段階(パワーアップアイテムを7つ取ると最強)で、フルパワーになるとビーム砲の太さが自機の幅ぐらいに太くなる。

ちなみに、やられるとパワーが1段階落ちる。

エナジーバスター

ボムはエナジーバスターで、自機の前方でエネルギー弾が爆発する。攻撃範囲は少し狭いような気がするけど、緊急回避としては使えるボムだ。

で、全体的にみて機体としては扱いづらいかな。特にパワーアップができていない序盤は攻撃力が弱く、左右に移動しながら連射で攻撃していても攻撃範囲が狭い(セリアのプーペラとかと比べて)ため、どうしても自機へ突っ込んでくる系の敵や左右から弾をばらまいてくる敵には回避しながら対処する必要があり画面の狭さや敵キャラや敵弾の大きさもあって、やりづらいと感じた。

上手い人向けの機体かな。


セリア

攻撃は拡散弾

攻撃は拡散弾で、前方と左右に広がる弾を連射することができる。パワーアップアイテムを取ってフルパワーになると、前方に出る弾の大きさが大きくなり破壊力が増す。

チャージショット(溜め撃ち)は、ラピッドファイアーでより破壊力が高く連射速度の速い拡散弾を撃っていく。

トリプルハイパー

ボムはトリプルハイパー、大型ミサイルとレーザーを広範囲に撃つもので、見づらいけど使いやすい攻撃になっている。

全体的にみて扱い易い機体で、序盤の火力が弱い状態でも広範囲の敵を出現と同時に倒すことができる。火力が上がればさらに倒しやすくなるため、初見殺しな攻撃を除けばあまりやられずに進めることができる。ただ、硬い敵だとフルパワー状態でも破壊までに時間が掛かるため、その状態でこちらに突っ込んでこられると結構厳しい。

初心者向けだけど、ボムの使い所を覚えておかないとどんどん攻撃されて負のスパイラル(やられて、どんどんパワーが落ちていく)に陥ってしまうのでそこが難点かな。


Z-DYNE Mk-II

攻撃はオートロックレーザー

攻撃はオートロックレーザーで、敵を感知して自動的に照準をつけて撃ってくれるのであまり移動しなくてもガンガン敵を倒せてしまう。メインのレーザー以外にもサブレーザーもあり、パワーアップしていくとサブレーザーの本数も増えていくし、メインレーザーも少し太くなる。

チャージショットは追尾レーザーで、サブレーザーの攻撃力を上げた複数の追尾レーザーを放つ。

ちなみにアーケードモードのZ-DYNE Mk-IIは、千葉さんが声をあてている。

ゼットグラビトン

ボムはゼットグラビトン。広範囲に爆発を起こすため、こちらもトリプルハイパー同様見えづらいけど使いやすい。

全体的にみてメインの攻撃が敵を追尾してくれるところが非常に使い勝手のいい機体で、私がプレイしてノーコンティニューでクリア(難易度VERY EASY、5機設定)できたのもこの機体だ。wikiでは数で押されると辛いと書いてあるけど、VERY EASYでやったからなのかどうかわからないけど、押し負けることは無かったかな。

ランキングに登録

画像はランキング登録しているところ。ちょっとメニュー画面とかとキャラの絵が違うような気がするけど、まぁ細かいことはいいか・・。


ぴぐ

攻撃は爆弾

(キャプチャは見づらいけど)攻撃は爆弾で、敵などに当たると爆発し周辺の敵も一緒に倒すことができるほど攻撃力が高い(イメージとしてはグラIIのスプレッドボム)んだけど、連射しててもポコポコとしか射出しないので敵が数で押してくる場面ではキツイ。パワーアップしていくと、ボムのサイズが大きくなるだけで連射間隔が短くなるなんてことはない。

チャージショットは前方扇状で5方向に爆弾を投げるもので、比較的広い範囲で敵を倒してくれるんだけど、硬い敵だと倒すことができないため使い勝手がよくない。

巨大爆弾

ボムは巨大爆弾。前方広範囲に大きな爆発を起こし最後にドクロ雲が出る。威力は抜群だけど爆発で他の弾などが見づらくなるのでそこが難点かな・・。

全体的にみて攻撃力は高いけど使い勝手が悪く連射による力押しができない点から玄人向けの機体。特に序盤のパワーアップができていない状態の時は、硬めの敵が爆発の中を突っ込んできてこちらがやられてしまうなんてことが発生する。

この機体を使いこなすには、敵の攻撃がどこでどう来るのかを理解しつつ、必要に応じてボムを撃つといった戦略(いわゆるパターン化)が必要になると思っている。少なくとも私は使いこなせないかな・・。


モモコ

攻撃はハートの通常弾と星の誘導弾

攻撃は前方に射出されるハート型の通常弾と星型の誘導弾。通常弾も誘導弾も威力が弱く、パワーアップしていくと誘導弾が大きくなるものの通常弾はそのままだ。そして誘導弾は誘導性能がそれほど高くなく速度もあまり速くないため、敵が誘導弾をすり抜けて突っ込んでくることもしばしばあり、誘導弾頼りでプレイするには厳しいものがある。

チャージショットは、画面上部に星を投げて画面下にランダムな軌道で降ってくるというもので、あまり使い勝手がよくない。

モモコボンバー

ボムはモモコボンバー(超究極ハイパーボム)。前方にハート型のボムと一緒にコスプレしたモモコが表示されるというもので、コスプレは5種類ほど存在する(私が確認したので、キャプチャのものと、体操着、ウェイトレス、バニーガール、ウェディングドレス)ようだ。どうやらやられずに進むとコスプレが変わるみたい。ボムはそこそこ強力なので使い勝手はいいけど、敵の弾が見づらくなるのは他のキャラと一緒かな。

通常攻撃のところでも書いたけど、ボムは強力なものの通常の攻撃力が弱めでパワーアップしても誘導弾しか強くならないので使い勝手がよくない。この機体もぴぐと同じでパターン化をして必要に応じてボムを撃つという形になるんじゃないかと思っている。ボムのパターンを見るために何度かプレイしたけど、キツかった。

アーケードモード - ステージ構成

キャラ特性は以上で、次はステージ構成を書いてみる(私がプレイした時はVERY EASYで、それをもとに記載)


STAGE 1

ステージ1はゲーセンワールド。ゲームセンターを舞台にしたステージで、背景はもちろんのこと敵もゲーセンにあるものが出てくる。前半は筐体の背景(筐体にはジャレコゲームのアドバタイズが表示されていて芸が細かいw)で、そして灰皿、テーブル筐体などが敵として出てくる。テーブル筐体は円周状に弾をバラまいてくるタイプと直線的に撃ってくるタイプがいる。

後半に行くところで両替機の中ボスが出てくる。ステージ1ということもあって大したことはないんだけど、両替機から100円玉を撃ってきてその100円玉が爆発すると弾が自機に向かって来るので、倒すことだけに注意を向けているとその弾に当たってやられてしまうことがある。100円玉を撃たれる前に倒せればいいけどそうでないなら、先に100円玉を破壊してから両替機を倒すようにした方がいいようだ。

後半はピンボールマシンが背景になっている。敵はピンボールに出てくる玉や玉が当たると跳ねて点数が入るやつ(名前知らない・・)が出てくる。この跳ねて点数が入るやつは硬い上に弾をバラまいてくるので、倒すのに手間が掛かる場合はボムを使ったほうがいいかもしれない。

ARM CHAMPS II 山田スペシャル - 形態1

ARM CHAMPS II 山田スペシャル - 形態2

ボスのジーニアス山田は、「超ぉ~天才、ジーニアス山田ァ!登場」と言いながら腕相撲のマシンとして出てくる。ある程度ダメージを与えると形態変化して力士のような腕が生えるw。正直大したことはないので、普通に連射していれば倒せるんだけど、第2形態の時に円周状の弾を撃ってくるのでそこだけ注意していれば簡単だと思う。

やられると「これで勝ったと思うなよ」と捨て台詞を残すんだけど、源平討魔伝の弁慶のパロだろうか?それとモモコで倒すと「バッチグー」(死語)なんて言いながらクリアになる。時代を感じさせるセリフだ。

ちなみにこの腕相撲マシンは、ARM CHAMPS II 山田スペシャルらしい(オプションのボイスに入っている)


STAGE 2

ステージ2はクレーンワールド。クレーンゲームの中を舞台にしたステージで、ステージ1の腕相撲マシンの左側にあるクレーンゲームに入っていく。敵はクレーンゲームに出てきそうなぬいぐるみ?みたいなのが出てくる。

このステージの特徴はとにかく喋りまくる点で、ただでさえステージ全般でボーナスを取ると自機が喋ってうるさいんだけど、ここは更に敵を倒した時の効果音が声になっているため「どかどかどかどか~ん」と声が出てずっとうるさいw。

ステージ1みたく前半/後半みたいなのは無く、通してクレーンゲームの中になっている。

このステージの厄介な敵は亀のぬいぐるみで、画面下までくると横方向に移動してくるやつ、画面内を周回するやつ、撃つと火の玉になって画面下に降りてくるやつなどバリエーションが多く、特に最後のやつは硬いためY軸が合ったままだと自機に突っ込んできて機体によっては押し負けてしまったりする。

後、地味に戦闘機のデフォルメキャラが画面下からバックアタックを仕掛けてくるので、タイミングが解っていないと避けるのが難しく、ちょっとした初見殺しになっているのが嫌らしい。それと、サメ?イルカ?のぬいぐるみが大量にやってくるため、パワーアップ状態によってはここも押し負けてしまうことがあった。

中ボスは2体出る。1体目はくまのぬいぐるみで、波動拳のような気合弾を横に移動しながら連続して撃ってくる。撃たれる前に倒せればいいけど、そうでない場合は落ち着いて画面最下段で避けるようにしたい。

2体目は、アーマーをつけた女の子のアニメキャラ?(れな、というらしい)で、画面内を左右にふわふわと移動した後に持っている砲身でレーザーを撃ってくる。なので中ボスの左側に行かないようにすれば当たらない。接近しつつ連射していれば楽に倒すことができる。

中ボスの後はすぐにボス戦になる。

猫耳のボス

このステージだけジーニアス山田ではなく猫耳のキャラクターがボスになっていて、「呼ばれて飛び出て、にゃにゃにゃにゃーん!れあちゃん参上だにゃ~」と言いながら出てくる。形態変化はなく攻撃パターンは2種類。「ばんざーい」と言って背景のぬいぐるみを一旦画面上部に集めてバラまいてくるのと、「こんにゃんでました」と言って小判やアイコンを出してくるのがある。

この2パターン目が厄介で、自機に向かって小判が突っ込んできて、アイコンは自機に向かって弾を撃ってくる。囲まれるとキャラがデカい分逃げ場がなくなるので、この状態になったらボム必須になる。

倒すと「あんまし、いじめにゃいで~」といってぬいぐるみの背景に倒れてしまう。ちなみに、このステージの敵を倒した時の声やボスキャラの声は西原さんが担当している。


STAGE 3

ステージ3はシューティングワールド。シューティングゲームを舞台としたステージで、シューティングだとおなじみの宇宙空間が背景になっていて、ある意味シューティングゲームとしてはオーソドックスなステージとも言える。ここも前半後半はなく通して宇宙空間になっている。

そしてここから難易度が上がって、攻撃が激しくなる。序盤で硬めの敵が弾をバラまいてくるので、バラまかれる前に倒せなければ自機の位置によっては詰んでしまうため、ボムを使って切り抜けることになる。それと、ロケットミサイルみたいなのが自機に向かって突っ込んでくるので、機体によっては押し負けてしまうこともあるのでうまく誘導して回避できるようにしておきたい。(このロケットミサイルは初見殺しな印象が強い)

中盤、大型戦艦から人型兵器が降りてきて弾をバラまいてくる。特に真ん中の紫色のやつは円周状にバラまく上に、画面下へダッシュで突っ込んでくるため、攻撃力の弱い機体の場合はボムを使って真ん中の機体だけは先に倒したほうがいい。

中ボスは戦艦(人型兵器を降ろした戦艦かな?)で、攻撃パターンは、扇状に短いビーム(拡散ビーム?)を撃ってくるのと、中央から太めのレーザーを撃ってくるのと、機雷と誘導兵器を撃ってくるの3パターンがある。

最初と2番めの攻撃は中ボスの横に位置すれば当たらないけど、3番目の機雷散布と誘導兵器は厄介なので出たら即ボムで倒したほうが楽だと思う。

中ボスの後はまた中盤で出た円周状に弾を撃ってくる人型兵器(色違い?)が出てきて、その後は序盤で出た弾をバラまくやつが出る。隕石のエリアを抜けるとボス戦だ。

ゴッドムテキンダー

「超ぉ~天才に歯向かうなど、46億年早いわぁ!いくぞ、100体合体、ゴッドムテキンダー!」と言いながら部品の寄せ集めから昔の合体ロボアニメみたいな演出で人型兵器になる。

攻撃パターンは、画面上部から太めの回転状ビームを撃つ「ムテキンダービーム」と、間髪いれずに「これでどうじゃ」と言いながら小さな隕石を降らす攻撃の2パターン。この小さな隕石が厄介で、自機とX軸が合うとこちらに横移動してくるため誘導しつつよける必要があるんだけど、数が多いのでタイミングによっては誘導しきれないこともある。何れにせよボムが残っているならボムで倒すのが手っ取り早い。

倒すと「お手紙ちょうだ~い」と言いながら頭部だけが逃げていく。


STAGE 4

ステージ4はドライビングワールド。前半はトップビューのレーシングゲームが舞台で、敵はサーキットを走る車。後半は空の上になり、戦闘機などが敵として出てくる。ドライビングワールドとは言うものの、大型筐体のレースゲームや戦闘機物(アフターバーナーみたいなヤツ?)をトップビューにしたステージという印象。

前半は、サーキットを走る車が画面上と画面下の両方から出現し、自機の近くで弾を撃ってくる。ここが厄介で倒すと爆発するんだけど、その爆発のエフェクトで弾が見えづらい。一撃で倒せる車は問題無いんだけど、硬めの車がだとこちらが倒す前に弾を撃ってきたり、やり過ごしても斜め後方から撃ってくるため、私の場合ここで1~2機やられてしまうことが多く、ストレスが溜まった。

中ボスは、レースゲームか戦闘機物の筐体に乗っているジーニアス山田が出てくる。扇状のバラまき弾を一定回数撃ってくると、クルリと反転して、ロックオンレーザーで攻撃をしてくる。攻撃力が高い機体だと、反転する前に倒せる。

中ボスを倒すと後半は空の上になり、戦闘機が前方や後方から出現してくるのと、撃つと内側が回転するデカいリングの敵が出てくる。戦闘機から撃ってくる赤い弾が煙を吹きながら自機にめがけてくるんだけど、それを回避しようとしたところに敵が出現したりして結構嫌らしい。出現パターンを覚えておかないと結構簡単に追い詰められてしまう。

デカいリングの後に戦闘機が何機か出てきて、その後は場面が切り替わってボス戦になる。

大型筐体

ジーニアス山田が「お前ら、今度こそ泣かしたる」と言いながら、左右の磁石で浮いている大型筐体に乗り込む。セガの大型筐体のR360のオマージュかな?

攻撃は2パターンだと思われる。1つ目は球体の突起からミニジーニアス山田がバラまかれ、2つ目は筐体からジーニアス山田が顔を出して口から文字?をバラまいてくる。攻撃力の強い機体なら顔を出す前に倒せるけど、弱い機体だったりバラまかれたミニジーニアス山田に当たってやられたりすると、2パターン目の攻撃を見ることができる。

倒すと欽ちゃんばりに「なんで、こ~なるの!」と言いながら爆発する。コント55号の欽ちゃんの場合は「なんでそ~なるの!」だけど、これはパロというかリスペクトかな。


STAGE 5

ステージ5はレトロワールド。レトロゲームを舞台にしていて、敵は各レトロゲームに出てくるキャラになる。ステージ5開始後にALERTが表示され、画面上に「32bit CPU Captured by 8bit CPU」と表示され、レトロゲームの表示に切り替わっていく。

1つ目のレトロゲームエクセリオンだろうか?戦闘機が弾を撃った後は8bitゲーム機のキャラに変わったりする。弾を撃つ前に破壊できればいいんだけど、複数機出てくると対処ができない。8bitキャラになると、破壊可能なミサイルを撃ってきて序盤のちょっと厄介な敵だったりする。

2つ目のレトロゲームはスペースコンバットかな?いわゆるタイトースペースインベーダーのコピーゲームで、隊列を組んだインベーダーが出てくる。最初は通常弾のバラまきがあるけど、その次はインベーダーのミサイルを撃ってくる。UFOなんかも出てきて雨のように弾を撃ってくる。

3つ目のレトロゲームはヘッドオン。wikiによるとジャレコでもセガのライセンス品を出していた模様。画面上部にコースが表示され上部から車が出てドットをコースに置いていく。このドットが一定時間後に弾となって自機に向かってくる。車を倒しつつ弾を誘導して避ければなんてことはない。

4つ目のレトロゲームはよくわからない。岩?みたいなのが左右から流れてくるのと、上から緑色のミサイルが飛んでくる。この岩?みたいなのが厄介でかなり硬い。弾を当てると小さくなるんだけど、当て続けないと復活するみたいで、倒したつもりでいたらぶつかってしまった、という事故が起こりやすい。

5つ目のレトロゲームブロック崩しwikiを見る限りだとジャレコは出してなかったんじゃないかと思う。一定時間が経過するとブロックが消えて弾になって自機に向かってくる。

ここを越えるとボス戦になる。

8bit ジーニアス山田

「いい加減にやられちゃいなさい!」と言いながら、8bit化したジーニアス山田の頭部が出てくる。(キャプチャは出現時の大きさで、実際には自機と同じぐらいの大きさになる)

攻撃は頭部が一定時間でランダムな位置に素早く移動し、移動する際に炸裂する弾が撒かれるというものだ。この撒かれた弾は一定時間で円周状に8方向へ炸裂するため、攻撃したり回避したりする時に時間差で炸裂する弾に当たってしまうことが多かった。

攻撃のハデなエフェクトがあったりするとこの炸裂する弾が見づらくなるため、余計にやられやすい。他ステージのボス戦と比べると頭一つ難易度が高いと思う。

倒すとステージ4と同じく「なんで、こ~なるの!」と言いながら爆発する。


STAGE 6

ステージ6はポリゴンワールド。その名の通りポリゴンで作られたキャラが出てくる。3種類のエリアがあり、1番目はワイヤーフレーム、2番目はシェーディング、3番目はテクスチャー。それぞれのエリアに合わせた背景や敵が出てくる。

1つ目のワイヤーフレームエリアは、時計の針の先端がハートになっている敵やナスカの地上絵に出てくる鳥が出てくる。このナスカの地上絵の鳥がかなり厄介で画面下の左右から出現し、自機に向かって結構な数の弾を撃ってくる。ある程度上に行くと折り返して再度弾をバラまいてくる。私の場合、ここでやられることが多かった。

2つ目のシェーディングエリアは、シェーディングされたゲームセンターの背景になり、敵は超兄貴みたいなのや火を吹くジーニアス山田の頭部、バリアの破片みたいののポリゴンキャラが出てくる。厄介なのは、バリアの破片みたいなので、撃つと結構な量の撃ち返しをしてくるため、考えて倒さないと撃ち返し弾に囲まれてしまう点だ。

3つ目のテクスチャーエリアは、ゲームセンター背景なのは同じで、敵はよくわからないのが出てくる(赤いリングにトゲトゲがついたのが連なっているのとか、ひし形の物体とか)。ここで厄介なのが赤いリングのトゲトゲの物体だ、回避しても赤い棘を撃ってくるので、それがバックアタックになってしまうのと、見づらいために気づかずにやられてしまうことが多かった。

他に何故か貞子みたいなキャラが背景を走り抜けていくんだけど、よく見るとジーニアス山田だった・・・。

そこを過ぎるとゲーム基板内部に入り、各ROMやICにショットを当てると基板から引きはがすことができ、点数が入る。敵は出てこない。

最深部に到達するとボス戦だ。

ポリゴン ジーニアス山田

特に何か喋ることなく画面左上のジーニアス山田がスキャンされるとホログラムのような装置から大きなポリゴンのジーニアス山田の頭が出現する。

攻撃は、円周状の弾のバラまきと自機向けの弾のバラまき、画面の中央上と左下、右下にミニサイズのジーニアス山田が出てきて自機に向かって弾を撃ってくる。私の場合、この攻撃が出るあたりで倒してしまうので他に攻撃パターンがあるのか知らないけど、このミニサイズが出てきたら3方向から弾を撃たれるため避けづらい、なので2~3拍置いてからボムを使ったほうがいいと思う。

倒すと何も喋らずにスキャン装置が開きジーニアス山田が倒れる。倒れ方が人形っぽいかな。


エンディング

エンディング

ジーニアス山田を倒すとその場でエンディングとなりスタッフロールが始まるんだけど、この文字は破壊することが可能。破壊することで点数加算になるので、スコアを伸ばしたい場合は破壊してもいいし、スタッフの名前を見る場合はそのまま放置でもいい。

ENDの文字を破壊すると・・

最後にこのENDの文字が出るんだけど、これを破壊するとジーニアス山田が「ダァ~ハッハッハッハー、ワシの頭脳プレイにまんまと引っかかったようじゃのぉ~、ほーれ再スタートじゃ」と言われ2周目に突入する。2周目は難易度アップし撃ち返しがある。

ENDの文字を破壊しなかった場合は、ゲーム終了。おつかれさまの画面が出て終了する。

アレンジモード - キャラ

アレンジモードでは、キャラクターに「みき」が追加され、ゲームが進行すると「みさと」が「みき」に合流する。プレイヤーキャラクターとしては「みき」で、「みさと」は声のみの出演になる。また、ステージも追加され、カラオケワールドと家庭用ワールド(家庭用ゲーム機のワールド)が追加される。

それと音声はアーケードモードとは別に録音しているようで、微妙にイントネーションが違ったりセリフが増えていたりする。

ステージ1開始前のドラマパート

あとは、ステージ間で寸劇(ドラマパート)が入るようになった。1度見ると回想の部屋で再度みることができる。ちなみに、プレイヤー側のドラマパートとジーニアス山田側のドラマパートがある。

ゲームモードセレクト

アレンジモードを選択すると、画面は横固定でゲームモード選択→プレイヤー選択になる。ちなみにこのゲームモードセレクトに表示されるキャラはランダム表示になっているみたいで、都度変わる。芸が細かいね。

ノーマルモードは、ドラマパートの有無を選ぶことができる。そして、タイムアタックでは文字通り制限時間でのスコアを競うモードなんだけど練習ステージがあり、練習ステージでは無限ループになっていて、ボーナス得点の仕組みを説明してくれる。敵は少なくアイテムが多くなっているので、高得点を目指すのにちょうどいいステージになっている。

ちなみにタイムアタックのステージ1は制限時間が180秒、ステージ2は240秒になっている。

ということで、追加されたキャラについて書いてみたいと思う。


みき(&みさと)

攻撃は照準の通常弾とオプション(兵隊)

機体はフィールドコンバットに出てくる移動トーチカ(ジェネシス3)だそうで、攻撃は前方の照準までしか届かない通常弾と前方に展開され敵の方向に向いて敵に貼り付くように射撃するオプション(兵隊)になっている。通常弾は照準までしか届かず照準に着弾して初めてダメージを与えられるのと、オプションの射撃も初期状態だと攻撃力が弱いため全般的に火力弱め。特に硬い敵に突っ込まれると厳しいものがある。ただ、パワーアップすることでオプションが兵隊→ジープ→ヘリと強化されていき、攻撃力も連射力も上がってかなり使いやすくなる。

チャージショットは、機体幅の前方へのリップルレーザーで、照準に関係なく画面上部まで到達する。高速連射されるけど威力は今ひとつで使い勝手はよくない。

オプション(兵隊など)の自爆

ボムはオプション(兵隊など)が自爆する。オプションの位置で爆発するため自機がピンチの時に明後日の方向にいるオプションが自爆しても自機のピンチはあまり解消されないので、使い所が難しい。一応無敵時間があるので、その間に逃げるなどの行動を取る必要がある。ちなみに、自爆したオプションは魂が画面の上に上がっていく・・芸が細かいw

ということで、普通に撃てばいい機体と違ってオプションを敵に突っ込ませるような動きをしていかないと火力不足でやられることが多くなる。トリッキーで扱いづらいため、相当の慣れが必要になると思う。個人的には全然慣れなかった・・。

アレンジモード - ステージ構成(追加分)

アレンジモードのキャラ特性は以上で、次はアレンジモードで追加になったステージを書いてみる(私がプレイした時はVERY EASYで、それをもとに記載)

ちなみにSTAGE 1から3まではアーケードモードと同じ流れで、STAGE 4がカラオケワールド、STAGE 5が家庭用ゲームワールドの追加ステージが挟まり、STAGE 6からアーケードモードのドライビングワールド以降の流れに戻る。そしてポリゴンワールドをクリアすると最終ステージとしてウィルス暴走が始まる。(ウィルス暴走をクリアするとエンディング)


STAGE 4

カラオケを歌う みさと

ステージ4はカラオケワールド。「みき」の妹の「みさと」がカラオケを歌い、歌詞の文字がばらまかれてこちらを攻撃してくるというもので、1文字破壊すると1点でカラオケの点数が100点になるとカラオケボックスが破壊されてステージ終了になる。

「みさと」がフリ付きノリノリでカラオケを歌って(声優さんが本当に歌っている)いて、ゲーム中はスクロールせずにその姿がアニメーションするんだけど、プレイしていてなかなか恥ずかしい気分になる。今はどうかわからないけど、当時はこれが萌えってやつだったんだろうか・・。

普通に攻撃していれば簡単に100点になるので、曲の途中で終わってしまうんだけど、100点にならないようにうまく避けていると、歌い終わってステージ終了になる。

これ以降は「みさと」が合流して、「みき」でプレイする時は「みさと」との掛け合いを披露してくれるようになる。


STAGE 5

ステージ5は家庭用ワールド。家庭用ゲームに関係する3つのエリアで構成されていて、それぞれのエリアに関連した敵が用意されている。

最初のエリアはゲーム機やソフトを売っているゲームショップが舞台で、敵は当然ゲーム機やゲームコントローラが出てくる。入り口から入って進んでいき、レジカウンターまで来ると中ボス戦になる。中ボスは各メーカーのゲーム機が合体したロボットで、破壊可能なCDを大量に撃ってくる。ただ、最初のエリアということもあって簡単に倒すことができる。

2つ目のエリアは、イメージはときめきメモリアルのパロディだろうか?どきどきメモリ対戦というもので、ジーニアス山田側のドラマパートで出てくる女子高生 中村が背景に出てきてアニメーション(もちろん喋る)する。攻撃は麻雀パイによる攻撃で、「一筒」の周りをぐるぐると回る「中」から弾がバラまかれるのと、「大三元」のアガリ状態が出てきて中央と左右からレーザーを撃ってくるというもの。かなりキツイ攻撃で初見だとまず対応できないんじゃないかと思う。

最後のエリアは、RPGによくある地上画面やお城内部とかが舞台になっている。敵は飛行船?みたいなのとか、街にいるNPC、城内の宝箱が大量に弾を撃ってくるので地味にキツイ。城の奥に行くとボス戦になる。

しんかんヤマダ

ドラクエのコマンドバトルみたいな画面になり、しんかんヤマダがあらわれるw。「アタシに歯向かうと、天罰が下るわよ~」って何故かおネエ言葉になってバラまき弾やレーザーを撃ってくる。ただ、たいして強くなく簡単に倒せる。

最終ボスって感じ?

しんかんヤマダ倒すと、ドラクエIIのシドーみたいな姿に変身して「みぃ~たぁ~なぁ~。どぉ~じゃ、如何にも最終ボスって感じじゃろ?」と言いながら小さな分身からのバラまき弾やボーナスの形をした炸裂弾で攻撃してくるんだけど、こいつも弱い、あっさりと倒せてしまう。

倒すと「天才のこのワシが~」と言いながらやられていき、RPGのエンディングみたくFinの文字でステージが終了する。


ウィルス暴走

ウィルスが暴走

ステージ8(アーケードモードのステージ6)をクリアすると、ウィルス暴走が始まる。ジーニアス山田に脳改造された手下の加藤と中村がパニックになる中、分裂するウィルスを破壊していくとクリアになる。ここも簡単で大したことはないと思う。

ウィルスを倒すとエンディングになるけど、ちょっと悲しいエンディングでウィルス暴走もあり連結した基板の方も壊れてしまう。画面を見ていた主人公の伊藤が悲しむなか、各キャラが挨拶をして終了となる。で、エンディングもまた歌なんだけどこのエンディングで状況がネタバレになるので、興味ある方はプレイしてみるといいかも。

ちなみに、クリアするとエンディングの最後に使用した機体のキャラ画像と会話の画面が表示される。この画像はクリア後にオプションとかで見れないのがちょっと残念だ。

CLASSIC MODEの問題点

ということで、長々とゲーム紹介になっていたけど、ようやく私がこのCLASSIC MODEをプレイして感じた問題点を挙げてみる。


単純に難易度が高い

このCLASSIC MODEは、画面の狭さと敵攻撃の激しさで難易度をVERY EASYにしていても難しい状態だと思っている。

縦画面のアーケードに対しサターン用に横画面にしたため縦サイズが短くなっているにもかかわらず、敵の攻撃はそこそこの速度で移動し且つ自機の近くまで敵がやってきて弾を撃ってくるため非常に避けづらい。弾数も多めなので、避け方をミスると簡単に詰んでしまう。

また、自機に突っ込んでくるタイプの敵やトリッキーな動きをしてくる敵があり、敵キャラが大きいこともあり避けきれないことや弾と敵キャラに囲まれてやられてしまうことも多かった。

20年以上前のゲームに文句を言っても仕方がないんだろうけど、VERY EASYでこの状態って一体難易度をどういう考えで調整したのか問い詰めたくなるぐらいデキが悪いと思う。


パワーアップが取りづらい

BOXを破壊するとパワーアップアイテムが出るんだけど、このパワーアップアイテムは画面内に留まるタイプではなく、画面下に落下してしまうタイプで、取りそびれると次にアイテムが出てくるまでそのままの状態でプレイすることになってしまう。

ステージによってはパワーアップしていないとかなり厳しいところもあるだけに、パワーアップアイテムは取り逃さないようにしたいところなんだけど、この落下してしまう仕様のため迂闊にオプションによってBOXが破壊されると、アイテム落下に間に合わずに逃してしまう。タイミング的にも取りづらいタイミングで出てくることが多く、どのタイミングで出るのかを覚えておかないと取り逃がすことが多いんじゃないかと思っている。

ボムは画面内に少しの間滞在するのに、なんでパワーアップはこんな嫌がらせのような仕様にしたのか、デザイナーの神経を疑いたくなる。


パワーアップが何段階目かわからない

パワーアップに関してはもう1つある。自機の攻撃力が上がっていくので一応見た目でわかると言えばわかるんだけど、最大パワーアップまでにあとどれぐらいアイテムを取ればいいのかがわからない。

ボーナスを取った時のタイマーや取った個数などはゲーム画面外の左上に表示されているんだからパワーアップだって表示できそうなものなんだけどね・・。


見づらい

ゲームの背景やエフェクトが綺麗なことはいいんだけど、正直ゴチャゴチャしすぎてみづらいことがある。特にステージ4ではレースゲームの世界を模した背景になっていて、画面下からレースカーが出てきて自機に向かって弾を撃ってくるんだけど、車を破壊した時の爆発エフェクトとかに紛れやすく被弾してしまうことが多かった。

またアーケードモード ステージ5のボスは小さく且つ瞬間移動して弾を撒き散らすため、この見づらさによって被弾しやすい。自機のハデな攻撃に対する敵の攻撃としては、一番やってはダメなボスの攻撃パターンなんじゃないかと思う。このへんもデザイナーの考慮不足なんじゃないかと思っている。

他にも嫌がらせのようなバックアタックがあるゲームなんだけど、せめて見易さは考慮して欲しかった。


嫌がらせのような敵

アーケードモード ステージ6の序盤、左右の画面下からバックアタックで弾をばら撒く敵が出てくるんだけど、この敵は結構硬いため機体によってはフルパワーでもなかなか倒せないという嫌がらせのような敵が出てくる。

難易度VERY EASYで何の嫌がらせだ?ってツッコミを入れたくなる。


セーブ/ロードやリワインドが無い

ゲームが発売されたのがPS4版が2018年、switch版が2019年ということもあり、今どきなら装備されているであろうセーブ/ロードやリワインド機能が搭載されていない。

先日スターガニアンの購入をヤメて代わりに買ったのが、シティコネクションBATSUGUN SATURN TRIBUTE BOOSTEDなんだけど、LAYER SECTION SATURN TRIBUTEと同様にそれらの機能がついている。ここ最近のシティコネクションのゲームならその辺の便利機能がついているつもりだったので、ちょっと残念だと思っている。

まぁ、これは問題点では無いんだけど、プレイバリューとして考えるとあって欲しかった。


常にBGMが流れていてちょっとうるさい

BGMって結構重要な要素で、静かな音楽で音量もそれほど大きくなければ気にならないんだけど、このゲームの場合結構ハデなBGMで音量も大きめ。オプションで下げることはできるんだけど、そうするとゲーム中のBGMも音量が下がってしまうため、ちょっと融通がきかない。メニュー画面だけ音量を下げるとかできるとよかったんだけど・・。

最後に

ということで、CLASSIC MODEの問題点を書いてみた。このゲームは、これらの問題点をある程度割り切ってしまって、気楽にプレイするのがある意味正解なのかもしれない。

かなり細かいところの演出に加え背景などのデザインや敵キャラなど凝りに凝った作りがされていて、ゲームプレイを録画して後で見返すと色々な発見がある。ゲームバランスが大味で残念なデキだと思うけど、そこに目を瞑れば補って余りある程の作り込みの贅沢さを感じることができる面白いゲームとも言える。

この価格(2900円)でにCLASSIC MODEだけでなくARCADE MODE+もついていることを考えると、フルプライスゲーム並の豪華さで素直に凄いと感じた。

ということで、ゲーム天国 CLASSIC MODEの感想でした。(7月中旬にプレイを初めて記事を書き始めてから1ヶ月以上も掛かってしまった・・・)