toscanaAC’s blog

雑記です。

雑記 メルマガは時代遅れです(断定)

はじめに

ネットで「メルマガ 時代遅れ」で検索すると、意外にも時代遅れではなく有効だ、という記事がたくさん出てくる。
ではメルマガは時代遅れではないのか?というと、私個人の感想から言えば間違いなく「利用の仕方が時代遅れ」だと思う。

そして、この「有効だ」と言っている記事をいくつか読んでみたものの、これらの記事にはある視点が圧倒的に欠けていることがわかった。それは、受け取る側の視点だ。

記事はメルマガを送る側の立場ばかりを記事にしていて、受け取る側の気持ちが置いてきぼりになっている。サイトを見てみればわかるけど、マーケター向けのサイトやメルマガをやっている運営サイト(下火になったら死活問題だから、そりゃ勧めるわな・・)など、基本マーケター側視点のサイトが多くを占めている。

つまりこれらの記事を書いているのは、メルマガを推したい人や組織、会社であったりしていて、メルマガが有効であることを意味づけることで利益につながるような人々の記事に他ならない。

送る側の視点でしか書かれていない記事が果たして本当の意味で有効なのだろうか?

答えは否だ。

これらのサイトは共通して送る側の視点やメリットしか持っておらず、受け取る側の視点が欠落している。狭い視野しか持っていない、というよりメルマガが時代遅れであることを肯定すると損をしてしまう側の記事に他ならない。

そしてこれらの情報を鵜呑みにした経営層やメルマガを運営する側の人がメルマガを配信してしまうという残念な状況が今の日本のメルマガ事情なんだと思っている。

マーケティングをやっている連中からすれば、これでお金を貰わなければならないのだから必至になるのも頷けるけど、それの犠牲になる受け取る側はたまったものではない。

ちなみに、、受け取る側の視点の無いマーケターやこれらのコンサルをしてる企業というのはハッキリ言ってしまうと残念な人達だと思う。簡単に言えば受け取る側に嫌がられてしまったらメルマガが逆効果になってしまうからだ。

そして、それらのサイトに共通なのがメリットは書かれていても、デメリットについては書かれていない。また、べからず集のような「やってはいけないこと」もまとまっていなかったりする。

私は、メルマガの有効性を考えれば時代遅れとは思わない。でも、メルマガを使う側の人達の認識や勧める人の認識が時代遅れでしかないのだと思っている。

楽天のメルマガのウザさ

事例としてあげるとわかりやすいのが楽天だ。

普段楽天で買い物をしたことが無い人が楽天で買い物するとびっくりする程メールが届く。これは、買い物すると勝手にメルマガに登録され、こちらからオプトアウトしない限りはずっとメールが届くという状態だ。(しかも、配信停止しても数日届くという顧客の心象を悪くするオプション付きでw・・)

本来メルマガは、利用する側が希望した場合に配信するのがあるべき姿だと思っている。

しかしながら、(海外は知らないけど)日本の多くのネットサービスは勝手にメルマガ登録されてしまい、サービスを利用する側が配信停止の手続きをしなければならないという状況にある。

しかも配信停止の手続きがわかりにくかったり、面倒だったり、手続きしてもしばらくの間メールが配信されてしまうという顧客の心象を悪くするような状況になっている。

有能な経営層やメルマガの運営がいる企業なら、デメリットが大きいことに当たり前のように気づくことなんだけど残念な経営層やメルマガ運用組織だったりすると、目先の利益ばかりが気になってしまい単純なことに気づくことすらできない。

皮肉にもメールのフィルタリング機能がフル活用されてメルマガは本人が希望したもの以外はゴミ箱行きになっているのが実態だと私は思っている。

ネットのサービスプロバイダではスパムメールの対応ができるようになっているところが大半だと思うけど、望まれないメルマガはこのスパム同然であり、実際にスパム扱いされていると思っている。

運営側はリターンされない限り受け取ってもらえていると好意的な結果として受け取るだろうけど、実際には迷惑と思われていることに気づくことすらできない。

そろそろ経営層もメルマガの運用している部門も、無理やり送りつけて嫌がられるのではなく、希望する人に送って喜ばれるという思考に至ってほしいものだ。切にそう願う。

PS
ちなみに、「楽天 メルマガ うざい」で検索するとメルマガがうざいという感想どころか、うざいのが前提でそれをどう解除するのかを説明するサイトが結果としてズラリと出てくるという状況だ。
企業がエゴサしてればわかることだし、まともな経営層や運営層なら改善を考えるのだろうけど、そのままということは推して知るべしというところか。