toscanaAC’s blog

雑記です。

ゲーム感想 EGGコンソール「イース」

懐かしい!、ただただ懐かしい!!

EGGコンソール 「イース

EGG Console Ys

先日、EGGコンソールからイースが発売された。プレイしてクリアしたので感想を書いてみたいと思う。

学生時代、PC88でリアルタイムでプレイしていただけに冒頭に書いたように本当に懐かしかった。ただ、懐かしいだけではなく当時感じていたことも再プレイして蘇ってきたので、このゲーム感想ではそのときのことも思い出しつつ感想を書いてみたいと思う。

日本ファルコムのゲームは難易度高め(特に前年に出たロマンシアなんか最悪レベル)というか、当時のPCゲームは皆難易度高めだったのに対し、難易度を低めに設定して多くの人に楽しんでもらうことを目的にしたゲームがイースだ。いわゆる謎解きがわかりづらく、下手に動くとハマりの状態になって先に進められなくなったり、進められているように見えて実は間違った選択肢だった・・なんてことは日常茶飯事ぐらいに発生するため、プレイヤーは操作のやりづらさだけでなく謎解きが難しくてクリアできないといった二重の苦しみを味わうことになり、クリアするには根性やら気合やらが必要になるのが当たり前な状態だった。

イースが発売されたのは1987年。ゲーム機として爆発的人気になったファミコンが発売されたのは1983年で、人気が出たのは1985年のスーパーマリオが出た頃だけど、ファミコンの人気が出る前は(高価ではあったけど)パソコンでゲームをするのが主流だったと思う。高いから誰もが遊べるものではなかったけど、それでも当時の高校生や大学生あたりに人気だったんじゃないかと思っている。

ザナドゥザナドゥシナリオII、ロマンシアなど難しいゲームが多かったファルコムのゲームにしては優しさをウリにしたゲームということで、友人が購入したイースを貸してもらいプレイしていた。友人が購入した理由は優しさではなくゲーム音楽の良さで、お店などの店頭デモか何かでその音楽を聴いたのと、その友人の友人がプレイして面白かったという話を聞いて購入したらしい。

昔はネットなんて無いからそうやって人の口コミで少しずつ人気が出ていくということが多かったし、今のようにyoutubeでプレイ動画を見るなんてこともできなかったのである意味博打でゲームを買うことが多かった。ファミコンなんかではゲーム雑誌に踊らされて、面白そうと買ったゲームがクソゲーだったなんてことがよくあったもんだ。

PCゲームの場合は更にひどくて、そもそもPCゲームを紹介する雑誌は少なめで購入には本当に勇気がいるものだった。(私の場合、当時イースをプレイする前に人気の日本ファルコムだからとロマンシアを買ってクリアを断念したという苦い思い出もある・・・だからイースは優しいといってもどうせ難しいんだろうと、信用していなかった)

ということで、私の昔話はこの辺にしてゲームの感想を書いていく。まずはシステム周り。

システム周り

ちなみにシーンセレクトはやっていないので、プレイして気が向いたら追記するかもしれない。(プレイしたので、それを追加している)


メニュー画面

メニュー画面

ゲームを起動して任意のボタンを押下するとメニュー画面になる。操作方法や遊び方(いわゆるマニュアルみたいなもの)、ギャラリーを見ることができるのと、ゲームのスタート以外にロード、そしてシーンセレクトもここから始めることになる。


遊び方

遊び方

遊び方は、武器や防具の装備の仕方や半キャラずらしなどのテクニック、そして開始時点のゴールドを増やす方法(ヒント・・金の台座を売って・・・というやつだ)が書かれていたりする。


操作方法

操作方法

switchコントローラで操作する際の操作方法が表示されるんだけど、当時のPC88の操作キー(キーボード)も表示される。これ、switchでキーボード接続したらオリジナル操作できるのかな?試してないけど、ちょっと気になる。(追記で書いたけど、キーボード操作もできるようになっている)

ちなみにここのセーブとロードは、当時のPC88のセーブとロードのことで、EGGコンソールとしてのセーブ/ロードは別に存在している。

あと、ここの操作方法には記載が無いけど、最初にゲームを起動すると画面の左右に操作ガイドが表示される。+ボタンでポーズメニュー、ーボタンで巻き戻し、ZLで速度変更ができる。

こうやって見るとパソコンのゲームは操作するキーが多くて、switchのキーでは足りなくなる可能性が高い気がする。そういうゲームの移植はキー操作はどう対応していくんだろう、気になる・・。(これも追記で書いたけど、仮想キーボードを表示して入力する仕組みを採るようだ)


ギャラリー

ギャラリー

ギャラリーではパッケージ写真や当時のマニュアル、敵キャラのイメージ図なんかの資料が収録されていて、当時買って遊んでいた人には懐かしい内容になっている。


シーンセレクト

シーンセレクト

シーンセレクトでは、ゲームの途中というか要所要所のセーブデータが用意されていて、そこから始めることができるというもの。イースでは、神殿、廃坑、ダームの塔の3つが用意されているのと、ゲーム本編とは関係ないけど当時おまけとして用意されていた未使用曲集(ボツ曲集)を聴くことができる。

で、これは私が勝手に勘違いしていたことなんだけど、シーンセレクトはゲームの盛り上がるところを切り取ってプレイできるものか?と思っていた。でも、そうではなくて、単純に途中から始めることができるモードというものになっている。

つまり、神殿から始めると神殿の探索から普通にゲームを開始することができ、廃坑、ダームの塔についても同様だ。ゲームの色々なシーンからゲームを開始できる、というものなので、個人的にはセレクトスタートという言葉の方がしっくり来るかな・・。

それとボツ曲集がここに入っているとは思わなかった。これは、EGGコンソールのメニューをどのゲームでも一律同じにしたかったからかな?

ちなみに、未使用曲集で出ているイニシャルは、M・Hが当時PC88プログラムを担当していた橋本さん、Y・Kが今では有名な古代さん、M・Iが現在もファルコムで取締役をされている石川さんだ。

ポーズメニュー

次はポーズメニュー。


メニュー画面

メニュー画面

ゲーム中はいつでも+ボタンを押下するとメニュー画面が表示される。ここでEGGコンソールとしてのゲームセーブやロード、そしてゲームリセット、ディスク切り替え、ボタン設定、画面設定などができるようになっている。

で、当時PCでゲームやってない人だとゲームリセットって何?ってなるけど、これはいわゆるPCに付いているリセットボタンのことで、ゲームクリアしてスタッフロールが終わると自動的にゲームのタイトル画面に戻るということはなく、そのままずっと表示されたままになる。その際に使うのがこのゲームリセットだ。ゲーム内のタイトル画面に戻ることができる。ちなみに、このメニューの「タイトルに戻る」というのは、ゲーム内のタイトル画面ではなくEGGコンソールのタイトル画面(ボタンを押してください、と表示される画面)に戻る。


ディスク切り替え

ディスク切り替え

これも当時やっていた人ならわかるけど、PC88mkIISRでは5インチのフロッピーディスクドライブが2つ装着されていて、ドライブ1がゲームディスク、ドライブ2が保存用のディスクを使うようになっている。(2台装着されているのは、SRだとモデル30で、モデル10はドライブ無し、モデル20はドライブ1台となっている。この仕様はSR、FR、FHまででそれ以降は2台モデルのみになった)

で、ゲームディスクが1枚なら問題ないんだけど、2枚以上になるときはゲーム中にディスクの入れ替えをするように指示されるため、その際にこの画面で切り替えることになる。要はPC88のハードレベルでエミュレーションをしているってことなんだろうね。画面上にディスクランプの表示があったりしてかなり凝っている。当時やっていた人ならニヤリとしてしまうかも・・。


ボタン設定

ボタン設定

ボタン設定では、操作の一部を任意のボタンに割り当てることができる。本を読むボタンやリワインド、速度変更などは割当不可だ。

個人的には割当不可でも一通りの操作をここに表示しておいて欲しかったかな。終盤、本を読むボタンってどれだっけ?ってなったとき、システムメニューまで戻らないと見れないのはちょっと不便だ。


画面設定

画面設定

画面設定では、画面サイズ、フィルター有無、ディスクアクセスランプ表示有無、操作ガイド表示有無を設定できる。画面サイズは2種類で、デフォルトの高さ一杯に表示するのと、ドットバイドット表示がある。ドットバイドットといっても、当時の解像度は640×200なので、そのままではなく縦横に2倍したサイズなんじゃないかと思っている。

個人的には、プレビュー表示できるとよかったかな。

ちなみにドットバイドットにした場合の表示はこちら。

ドットバイドット表示

ゲーム画面


画面構成

ゲーム画面

次にゲーム画面。キャプチャはゲーム開始直後のもの。見ての通り枠の中に主人公のアドルとフィールドが表示されていて、今どきのゲームと比較するとかなり狭い表示になっている。画面下はRPGおなじみのHPやEXP(経験値)、GOLD(所持金)が表示され、更にその下にアドルの体力と、敵の体力がゲージで表示される。

なぜ画面がこんなに狭いのか?

これは単純な理由で、当時のPC88を代表とするパソコンはスプライトやスクロールするスクリーン機能を持っていなかったからだ。後発のMSXX68000FM-TOWNSなどは持っていたもののそれらが出てきた頃にはパソコンでゲームではなく、家庭用ゲーム機でゲームをするのが主流になっていったと思う。(一応、PC88VAはグラフィック機能が強化されてスプライトやスクロール機能を搭載したPCだったけど、高かったのと互換性が不完全だったことから動かないゲームなども出てきて、人気が出なかった。PC88VAの投入が2年ぐらい早く且つ値段抑えめなら状況は大きく変わったかもしれない・・)

で、話を戻すとスプライトやスクロール可能なスクリーン機能がないため、スクロールやキャラを動かすためには画面を全て書き換えるという方式が取られていて画面全体でそれをやると処理速度に影響がでるため、その範囲を狭めるためにこういった対応をしていたと思われる。それでもプレイしてみればわかるけど、スムーズなスクロールとは言い難いカクカクしたスクロールだし、チラツキなんかも発生する。

それでも当時としては88でスクロールができる事自体が凄いことで、おそらくこれまで88のゲームをプレイしていた人からすれば「すげぇ」って事になっていたとおもわれる。(ファミコンでスクロールするゲームをやった後だとそうならないけどね・・)


町の人との会話

町の人との会話

町の人との会話は、町の人と対面で接触すると会話のウィンドウが表示される。厄介なのが対面じゃないと会話ができない点だ。今どきのPRGのようにAボタンを押下したらこちらを向いて話してくれるなんてことはない。

おまけにランダムに移動するため、こちらに来るか?と思って待ち構えていたら、急に方向転換したりするのでイラッとするかもしれない。


インベントリー画面

インベントリー画面

武器や防具を購入したり見つけたりした後はここで装備する必要がある。インベントリー画面を開いてカーソルを移動して選択する。あと、アイテムを使用する時もここで選択する。選択するだけで効果を発揮するものと、選択しておいてAボタンで使用することができるものがある。

右側には武器や防具、アイテム以外の所持品が表示される。いわゆるゲーム進行を表すフラグの役割を持っている。


ステータス画面

ステータス画面

ステータス画面では、アドルの現在のレベルやHP、STR(攻撃力)、DEF(防御力)、EXP(経験値)、所持金、そして装備している武器や防具、アイテムなどが表示される。(キャプチャのレベルMと表示されるのは、レベルマックスの意味)


セーブとロード

セーブ画面

ロード画面

こちらは、当時のセーブ機能とロード機能だ。ドライブ2にFDを入れてあるので必要に応じてセーブやロードができるようになっている。PCゲームのいいところはこれだ。ファミコンでバックアップロムになる前はパスワードを手書き保存していたので、ドラクエ2なんかはテレビの見づらい画面で復活の呪文を書き留めるのに苦労したけど、PCゲームはそんな手間をかけなくてもFDセーブで楽ちんだ。

システムセーブ

こちらはEGGコンソール側で用意されているセーブ/ロードのもので4スロット用意されている。

登場人物やお店

次は登場人物やお店など。専用グラフィックが用意されている人のみで、ドット絵の人は割愛。


クラーゼの病院

クラーゼの病院

まずはクラーゼの病院。クラーゼの病院といっても肝心のクラーゼは急患で走り回っていて病院にはいない。ここでは傷の治療と薬の購入ができる。イースというゲームはフィールドで動かずにじっとしていれば体力が回復するゲームなので、ここで傷の治療をすることはほぼ無いと思う。

ただ、薬として売られているヒールポーションは、じっとしていても回復できない場所で大ダメージを受けたときに緊急手段として利用できるので、前半の終盤(神殿の最深部や廃坑など)では有効なアイテムになる。1000Gなのでお金に余裕があれば買っておいたほうがいい。

というのも、このイースというゲームは優しいとされているけど、アクションとしては結構シビアなので気を抜くと大ダメージをくらって死んでしまうことが多々ある。そしてそういうときに限ってセーブを忘れていたなんてことが起きるので、転ばぬ先の杖として持っておいたほうがいいと思う。(まぁ巻き戻し機能があるから、セーブしてなくても巻き戻して対応することができるけどね・・)


取引所ピム

取引所ピム

次は取引所ピム。いらないものを売却したり、掘り出し物を買ったりできる店なんだけど、落とし物をそのまま売ってしまったりする胡散臭いやつが店主をやっている。バーにいる男の話を聞いてここで買い戻してあげるとお礼をしてもらえる。それと、ここで売られているWINGは、神殿や廃坑から町に移動することができるアイテムなので、後半お金に余裕ができたら買っておくといいと思う。(ボスを倒した後に廃坑を戻るのも地味に面倒だったりするので・・)

あと、掘り出し物で買えるミラーは一時的に敵の動きを止めることができるので、神殿最深部や廃坑B2FやB3Fでピンチの時に使うのが効果的だ。ただ、4回使うと壊れてしまうので使いすぎ禁物。あと、廃坑でTimerRingを入手したら不要になるかも。


武器の店 ロゼッティ

武器の店 ロゼッティ

名前の通り武器を買うことができる。ゲーム最初でゴールドを増やす方法を使うと SHORT-SWORD を買わずに LONG-SWORD を購入することができる。中盤店には売っていないSILVER-SWORDを入手することができるけど、後半SILVER-SWORDを取り上げられてしまうことがあるのでTALWARLも購入しておくことをオススメする。


防具の店 ディオス

防具の店 ディオス

こちらは防具の店。ここでは盾と鎧を購入することができる。盾を装備することで敵からダメージを受けにくくなるというか、チキッと音がして敵を弾くことがある。ゴールド増やしをすれば、敵を倒すことなくLONG-SWORD、SMALL-SHIELD、CHAIN-MAILを装備することができる。


占いの店 サラ

占いの店 サラ

占いの店 サラ。ゴールド増やしで装備をして入店すると、店主のサラからイースの本を集めるように依頼をされる。しかし、イースの本を集めている最中、何者かにサラは殺されてしまう・・。

ちなみに、本探しを依頼を受けるとそのイベントが経験値として加算されレベルアップできる。


オーマンの酒場

オーマンの酒場

オーマンの酒場では、バーテンや筋肉質の男、眼帯の男の3人と会話することができる。この眼帯の男がゴールド増やしで関わる人物だ。まぁ普通にピムで掘り出し物で買えばいいのに・・って思うけど、作り手はそこまで考えてなかったんだろうね。(というか、少しでも楽ができるようにと追加したのかな??)


村長の家

村長の家

ゲームがスタートした時にいるのがミネアの町。そして、フィールドに出てずっと右に行き森の木々の切れ目から更に右にいくとディスクアクセスが走り画面が切り替わる。(当時はこの切れ目に気づかずに、迷ったことがある)

切り替わった先にあるのはゼピック村で敵は出てこない。ゼピック村に入ってすぐにあるのが村長の家だ。家に入ると村の大切な象徴である銀の鈴が盗まれてしまい、取り戻してほしいと依頼される。

ゲームやっていればわかるけど、銀の製品が盗まれたり売り切れていたりして、町や村で銀の製品に起因する事件が起きていることを窺い知ることができる。

銀の鈴を取り返した後に村長の家に訪れると、ゆっくり休んで行きなさいと言われ体力が回復する。この回復の早さはフィールドで待っている時とは比べ物にならない程早いので、廃坑などで大ダメージを受けてフィールドに出て回復する場合はこの村長の家に行って回復した方がいい。


ジェバの家

ジェバの家

ゼピック村の奥にはジェバの家がある。ミネアの町の占い師サラからもらったクリスタルを持っていると神殿の鍵を渡してくれる。更にイースの本を持っているとイースの本に書かれている内容を読んでくれる。

隣にいるのはフィーナ。神殿の奥の牢屋に囚えられていて神殿を探索している最中に救い出すことができる。何故囚われの身になっていたのかを思い出そうとすると頭が痛くなるようだ。

ちなみに、ドット絵なのでわからないけど、ミネアの町にいる銀のハーモニカを探していたレアと瓜二つの容貌をしている。


盗賊のアジト

盗賊のアジト

神殿を通り過ぎた奥にあるのが盗賊のアジト。中にいるのは盗賊ボスのゴーバンだ。銀製品がなくなる話や神殿で見つけたアイテムについて補足説明をしてくれる。ミネアの町のオーマンの酒場で、盗賊討伐のメンバーを集めていたけど、話してみると悪い人ではなく寧ろアドルに協力的だ。

それと、ここはダームの塔への入口にもなっていて、ゴーバンはジェバの息子(ジェバがさらっと話すけど、結構ビックリ!)だ。ダームの塔に行けるだけの条件が揃うと、ここからダームの塔に行くことができる。(ただし、アイテムでWINGを持っているとゴーバンに取り上げられてしまう。これは、内部事情で単純にダームの塔からミネアの町に戻れる仕組みにしてしまうとディスクの入れ替えが頻繁に発生するのと、制御が面倒になるからだと思われる)

ゲーム感想

ということで、ゲーム感想。

冒頭から散々書いてきたけど懐かしい。思い出補正も手伝って最初のうちはいい印象が強かったけど、プレイを続けていくことで当時のことも思い出してきたし、色々と感じることもあったので、そのあたりを書いていきたいと思う。

この感想はEGGコンソールの仕組みがどうこうではなく、単純に当時のイースに対する感想であって、EGGコンソールの仕組みには何の不満もない。(ま、プレビューがあればいいとか、ボタン表示があればいいとか書いたけどね・・)


操作性の悪さ

このイースというゲーム、というか当時のPCゲームは大抵そうだったと思うけど、基本キャラの移動はテンキー(2846)でイースは4方向だ。

当時のPCはアクションゲームを作るのに向いてないスペックということもあって、移動や操作に関してはモッサリしていたり操作しづらいものだったりする。あと、テンキーで操作は普通にやりづらいんだけど、当時はジョイスティックとかでゲームをやるほどでもなく、結局テンキーで操作していることが多かったと思う。

EGGコンソールではPC88をエミュレートしていることもあって、当時の操作のモッサリ感も再現されていて微妙な移動や半キャラずらしとかがやりづらかった。

この操作性の悪さ、というのがイースの最大の欠点だと思っている。ボスキャラが強くて大変というのがあるけど、これは操作性の悪さからくるもので、前半ボスの難関ヴァジュリオン(コウモリ男)やダームの塔で苦労するピクティモス(カマキリ)やヨグレス&オムルガン(赤鬼&青鬼)は、操作性がよければ結構楽に倒せるボスだと思っている。


後半は倒すより逃げる

ゲームの後半はダームの塔内の迷路(神殿内部のような感じ)で探索をしていくことになるんだけど、既に廃坑でアドルのレベルは最高になっていてダームの塔から先の敵は強い敵ばかりになる。レベルを上げる必要がないため、必然的に敵を倒す必要もなくなってくる。おまけに出てくる敵は皆強いため、下手に倒そうとすると大ダメージを受けてしまうこともあり、結果として逃げるのが一番楽になってくる。(例えば、フレイムソードを守っているトゥワースはやたらと強いため、まともに戦うとアドルの最強防具となるバトルシールドやバトルアーマーをつけていても大ダメージをうけてしまうなど・・)

なんというか爽快感がなくなってしまう。ダームの塔に入るまでは敵をバンバン倒してレベルアップすることでストーリーを進めていくのが楽しかったのに、ダームの塔に入ってからそれがなくなってしまい面白さが半減してしまっているんじゃないかと思う。

これは、元々ダームの塔は少なめでイースIIの舞台となる天空が後半の物語になる予定だったようだけど、開発期間やシナリオを考える期間などから発売に間にあいそうになかったことで、急遽ダームの塔が拡張されたようだ。で、結果としてダームの塔がかなり間延びした作りになってしまい、バランス調整もあまりできなかったからなんじゃないかと推測している。


後半は半キャラずらしが役に立たない

後半のダームの塔や前半の最後の廃坑あたりになると敵が強いだけでなく、移動速度も速くなるし、ぶつかって弾かれた後に少し自分の制御ができなくなったところに追い打ちをかけられて連続してダメージをくらってしまうことがある。

あと、うまく半キャラずらしをしてダメージを与えたと思っても、敵がすぐに軸を修正してぶつかってくるため、この場合もダメージをくらってしまう。

廃坑の最深部やダームの塔では連続してダメージを受けると為す術なく死んでしまうこともあるため、結構嫌らしいというか理不尽な内容になっている。(特にタイマーリングをつけずにプレイすると何もできずにやられてしまうこともある・・)


ウィンドウの狭さと移動範囲

これは仕方がないことかもしれないんだけど、ウィンドウが狭い。それに対してアドルの移動範囲が広めで結構ウィンドウの端に近いところまで移動してスクロールになるので、移動しているといきなり敵に遭遇というニアミス状態になって、下手するとダメージを受けてしまう。

もう少しウィンドウの縁から距離を取って欲しかったかな。


最後の最後で簡悔

ネタバレになっちゃうけど、最後の最後。ダルク=ファクトと戦う前になってアイテムが足りないという状況になってしまう。結果として、かなり下の階まで降りることになるんだけど、そのヒントが無いので、やっと探索を終えて登ってきたのにまた探索し直し・・って、何の嫌がらせだろうかと思ってしまう。(そう言えば、当時も結構イラッとしたな・・)

イースというゲーム自体が短めだったので、少しでも長くプレイしてもらえるように苦肉の策で探索しなおさせるような作りにしたんだろうか・・・。


音楽の良さ

悪い感想だけではない。当時ファミコンがPSG3和音+ノイズだったのに対して、PCゲームはヤマハFM音源チップYM2203を使うことでFM3和音+PSG3和音の計6和音を出せるようになっている。

このFM音源、当時としては表現力の高い音源で、ピアノやギター、トランペットにシンセリードなど様々な楽器のそれっぽい音を出すことができようになっている。そして、イースの凄いところはこのFM音源をきっちり使いこなして素晴らしい音で楽しませてくれる点だ。他社のFM音源臭い音(いわゆるプリセットそのままとかの、いかにもな音)から比べると、音色の練り込み度合いが凄い。

当時ベーマガではゲーム音楽のプログラムが2〜3本掲載されていたけど、イースの曲は人気が高くてよく掲載されていたと思う。(私もPC88用のToneChangerが発表された後は、神殿2や廃坑、ダームの塔、エンディングなどを楽譜片手に打ち込んだりした)

ナムココナミセガに代表される当時のアーケード曲と比べても引けを取らないぐらい、というか現代でも十分に通用するぐらいに素晴らしい音楽と思っている。

最後に

ということで、感想では結構disってしまったけど、当時としては大ヒットしたタイトルだし今もこのイースとは関係ないけど、続編というかアドルの冒険譚という形でイースのタイトルが使われていることを考えると、初代イース日本ファルコムにとって本当にインパクトの大きい作品だったんだろうな、と今更ながらしみじみと感じている。

惜しむらくは、ボツ曲集が聴けないところだろうか・・。(→すみません、嘘ついてしまいました。シーンセレクトに入ってました・・・聴けます!)

そして今週木曜にはEGGコンソールでハイドライド3が配信される。このEGGコンソールでやりたかったゲームがイースI、IIとハイドライド3、そしてソーサリアンなので、その内の2本が連続して配信されるなんて、結構嬉しい。(できればSPSのイシターの復活電波新聞社が移植したナムコゲームなんかも出してくれると嬉しいんだけどね・・)

ハイドライド3はイースと違って結構時間が掛かるのですぐにプレイした感想は書けないけど、クリアできたら感想を書こうかなと思っている。

以上、イースの感想でした。

追記(2024/02/23)

記事内で書いた画面サイズ640×200ではパッと見で高さが足りないように思えるかもしれないけど、当時のPC88はドットサイズが少し縦長というか400ラインで言うところの2ライン分つまり2ドット相当になるため、画面サイズ的には640×400相当のサイズ感になる。

そのため、EGGコンソールのドットバイドット表示は、縦横2倍の1280×800ぐらいのサイズだと推測している。

で、フルサイズ表示は、2.7倍かな?

400×2.7=1080
640×2.7=1728

まぁ小数点の部分はいい感じに調整してくれているってことだろうか?

それと、公式サイトに記載されていたけど、USBキーボードも使えるので当時のキーボードによる操作をしたい場合は、USBキーボードを繋いでプレイってことができるようだ。

あと、イースの感想ではないけどハイドライド3をダウンロードして操作方法を見たりしてたら、バーチャルキーボードを表示してキー入力できるようだ。アクションシーンで多用する場合は使い物にならないけど、名前の入力程度ならバーチャルキーボードで十分だ。