これはなかなかキツイ。
ホーンテッド・ガールズ
アドベンチャーゲームのホーンテッド・ガールズをプレイしたので感想を書いてみる。steamだと550円だけどswitchだと880円、switchで880円出してプレイするゲームか?というと、個人的には買って損したと感じてしまうレベルだ。
steamでレビューがあるので先に読んでおけばよかったと後悔した。
ゲームの仕組みとしては、先月プレイしたメンヘラフレシアと同類でアドベンチャーとして選択肢があっても最後の選択肢以外は少し会話の内容が変わる程度でストーリーに影響は無い。
出てくるキャラは3人のモンスターの女の子で、主人公が迷い込んだ魔族の領域で出会い、出会った日、出会ってから1週間、出会ってから1ヶ月と3つの期間を経て選択したキャラの最後の選択肢がハッピーエンドとバッドエンドに分かれる。
この3回の期間による選択肢は、最後の選択肢(1ヶ月)の後はそのキャラとの繋がりになるため初日や1週間後に他のキャラと過ごしても一切関係ない。
各キャラの紹介とかは、公式サイトに載ってるので省略。
問題点を書いてみる。
問題点
スキップが役に立たない
このゲーム、オプションにはunread text skipといった機能があるんだけど、普通に考えると未読スキップ。なのでOFFにしておくと、既読スキップになるのかと思いきや然にあらず。初日の選択肢のところで止まってしまう。
それ以降はスキップボタンを押しても全然スキップしない。unreadをONにすればスキップするけど、それじゃ読んでない部分をスキップしてしまう。
もはや何のために存在しているのかわからない。
音声が中途半端
各キャラはボイス付きではあるんだけど、BuddyCollection Extra -胡蝶荘の奇妙な五人-と同じでフルボイスのセリフと一言ボイスになっているセリフがあって、中途半端だ。
でボイスだけをOFFにすることができず、SEもOFFにすることになるので仕方なく聞くと、状況が変わっても新しいボイスが再生されなければそのまま喋り続けるようになっている。
値段から考えればボイス付きはすごいことなんだろうけど、ここまで中途半端だと入れずに別の部分を作り込んだ方がよかったんじゃないかと思ってしまう。
ボリューム不足
これも値段から考えれば、ではあるんだけど、初日、1週間後、1ヶ月後の間がホント短くて、1人のキャラのストーリーがあっという間に終わってしまう。ノベルゲームだからストーリーを楽しむにしても、こんなに短いと楽しむ以前の短さだと思う。
もちろんオマケとか、シナリオリストとかも無いので、それぞれのキャラのハッピーとバッドを見たら終わり。
最初はふろしき広げて作り始めたものの、うまくまとまらずに、急展開で話を締めているみたいな印象を受ける。
ちなみにゲーム中の一番印象的なシーンは、公式のページに載っているのでご褒美のグラフィックって気持ちにもならない。
名前入力が面倒
こだわる方向が違うと思うんだけど、名前の入力なんかどうでもいいんだけど最初からシナリオを始めると毎回名前入力する必要が出てきて、途中から面倒くさくなってaaaとかにしちゃってた。
名前を入力する程のボリュームが無いので、余計に面倒に感じてしまう。
ストーリーが唐突
いわゆる恋愛要素があるそうなんだけど、、プレイしていて「えっ?ドコ?」ってなってしまった。別に恋愛要素のゲームをしたいわけではないけど、ストーリーにどう絡むのか?と思っていたら、唐突な展開で話が進んでいつの間にか恋愛要素がある状態に話が飛んでいるような印象だ。
個人的には、倍の金額をとってもいいからストーリーというかシナリオというか、それらを拡充させた方がよかったんじゃないかな、と感じた。
バッドエンド
ということで、最後に各キャラのバッドエンドを貼っておく。
この値段のゲームに過剰な期待をしてはいけないのだろうけど、背景やキャラは悪くないと思うので次回作に期待したい。
以上、ホーンテッド・ガールズの感想でした。