ついついのめり込んでしまうけど、オブジェクトが多すぎてイライラする。
TINY LANDS
たまたまセールで安かった(140円だった、といっても元値が590円なのでもともと安いんだけどね)のでTINY LANDSを買ってプレイ、クリアしたので感想を書いてみたいと思う。
このTINY LANDSは間違い探しのゲームで、タイトル画面のキャプチャの様に3D表示の間違い探しになっていて、3Dモデリングされた箱庭のようなフィールドを視点の左右移動、拡大/縮小、そして回転させて様々な角度から見て間違いを発見するというものになっている。
ゲームに収録されている間違い探しの量は、まずエリア(ゲーム中、特に説明は無いので便宜上そう呼ぶことにした)が10個あり、各エリアにはフィールド(これも便宜上そう呼んでいる)が10個ある。
各フィールドには5個の間違いがあり、間違いを1つ見つける(見つけた箇所は金色に輝く)と星を1つ獲得することができる。つまりフィールド1つにつき5個の星を獲得でき、エリアの全てのフィールドの間違いを見つけると50個の星を獲得することができる。
全てのエリアの間違いを探すと星の獲得数は500個になるわけだ。(つまり500個の間違いを探していくことになる)
ただ、全てのエリアが開放されている訳ではなく、ロックされているエリアをプレイするには獲得した星を消費してアンロックすることになる。最初はアンロックに必要な星の数は少ないもののすぐに50個必要になるため、エリアを確実にクリアしていかないと次のエリアに進むことができなくなる。
というわけで間違い探しが好きな人には、結構なボリュームを楽しむことができるゲームになっている。
気に入っている点
まず気に入っている点を書いてみる。ま、3つしか無いんだけどね。
BGMは種類が多くないけど、環境音楽のようにゆったりと落ち着いて聴くことができる曲なので心地がいい。音楽がゲームに影響を与えるものではないので、BGMをOFFにして自分の好きな音楽を聴きながらゲームをプレイすることもできる。
それとSEがそのフィールドで発生する音が使われていて、鳥のさえずりや風の音、海の波音、川の流れる音、魚が跳ねたりする音、焚き火の音など結構リアルな音が鳴っている。(ただいきなり鳴り出すので、ちょっとビックリすることもある)
きれいなグラフィック
3Dモデリングされた画像はとてもキレイで見ていて楽しい。スポーツのシーンや日本の街?を再現したかのようなフィールドも存在していて面白いし、そうかと思えばアメリカの先住民(いわゆるインディアン)や宇宙関係、ファンタジーの世界のようなスケルトンやオークがいるような舞台など様々だ。(これはどういう舞台なの?って疑問に思うようなのもあるけど・・)
それと3Dモデリングされたグラフィックなので、例えば飛んでいる鳥が空中に浮いているのを様々な角度から見ることができる。そして俯瞰で見た時に相違ないように見えたけど実は少し角度が違っているとか高さが違うとかを回転させることで発見することができるのも面白いところだと思っている。
大ボリューム
最初のところで書いたように、全部で500個の間違い探し。正価で買っても600円弱のゲームでここまでボリューミーなのはなかなか無いんじゃないだろうか。
これだけ間違い探しがあると、最初の方にプレイしたエリアやフィールドはもう忘れていたりするので新鮮な気持ちでまた最初の方をプレイすることができる、かもしれないw
ということで、まずは気に入っている点を書いてみた。次に問題点を書いてみたいと思う。
問題点
安くてボリュームあって、グラフィックもキレイ。いいゲームではあるんだけど、問題点と感じたことも2つある。
上下の視点移動が無い
このゲームは視点の左右移動と拡大縮小そして回転になるんだけど、上下移動というものが無い。プレイしていると最大まで拡大させてから上や下に移動したいという気持ちになることが多い。
箱庭のフィールドなので基本的にそこに配置されているオブジェクトは小さいものが多いため、拡大した状態でしっかり見比べたいと思っても、拡大すると拡大した中心部のみで上下が見えないためそこに間違いがあるんじゃないだろうか?と気になることが多い。
視点の移動範囲に制限があるのは仕方ないだろうけど、3Dモデリングなのだから視点を上に移動させても表示は可能だと思う。それを用意しなかったために間違いの発見がしづらくなっているんじゃないだろうか?。
発見しづらい
間違い探しなので発見しづらくするのはまぁ当然といえば当然なんだけど、フィールドには狭い範囲の中にこれでもかというほどのオブジェクトが配置されている上に鳥などの空中に浮いているのもいるため、1つ1つを見比べていくとなると結構骨が折れる作業になる。
そして、厄介なのが色違いや配置されたオブジェクトが違うとか見るからに大きさが違うといったものは比較的わかりやすいんだけど、微妙な角度の違いや位置の違い、微妙な大きさの違いに色の違いなども多くてあれこれ眺めていてもなかなか発見できないことがある。(結構意地の悪い場所が違っていることが多い)
そして更に厄介なのが、明るいシーンであればまだ見やすいんだけど、夕暮れのシーンや夜のシーンなどでは色が見づらいといったことが出てくる。特に灰色の色合いが少し違うなど明るいシーンならまだ見つけやすいものが薄暗いシーンでは本当に見つけづらい。
それと、switch本体のディスプレイでプレイしているとそもそも画面サイズが小さいため見づらいし見つけづらいため、より難しくなっている。プレイするなら大型のディスプレイに映してプレイした方がいいようだ。
間違いが残り1個になってなかなか見つからないと、かなりストレスが溜まる。もし続編が作られるとしたら、オブジェクト数は同数でももう少しフィールドを広めにして欲しいと思った。
ゲーム画面
ということで、最後に無作為に選んだキャプチャをいくつか貼ってみる。
エンディング
すべてのエリアをクリアすると、エンディングになる。そして1度クリアするとエンディングは-ボタンを押すことで何度でも見ることができるようになっている。
最後には、The adventure will continue(冒険は続きます)と書かれているので、次回作に期待したい。
ということで、TINY LANDSの感想でした。