Yeah! Capcom Fighting Collection(発音良く!)
ファイティングコレクション「基本システム」
先月発売されたカプコン ファイティングコレクション。カプコンの格闘ゲームでは、個人的にはストII系よりヴァンパイヤ系が 好きなのでこれが発表された時は結構嬉しかった。
1990年代後半、サターンやPSで発売された移植作は購入してよく遊んでいたし、ゲーム基板をよく買っていた時期はCPS2(CPシステムII)のマザーボードとヴァンパイア、ヴァンパイアハンター、ヴァンパイアセイバー、ヴァンパイアハンター2、ヴァンパイアセイバー2あたりの中古基板を大人買いしたこともある。(引っ越しの時に事情があって処分してしまったけど・・)
感想から脱線するけど、このCPS2って長辺が40cmで短辺が30cmぐらいある基板で結構デカい。プラスチックのケースに入っていて排熱のためにファンがくっついているんだけど、ゲームやってるとちょっとうるさかったりするw
ゲームもカートリッジ形式で日本のものは緑色のプラスチックケースに入っていてマザーボードに被せるような形でさして動かす。それと当時ゲーム基板の共通コネクタになるJAMMAのインターフェースは、1P、2Pのコントローラとしてレバーとボタンが3つの仕様になっているため、ストIIに代表される1人あたり6ボタン仕様のカプコンゲームはそのままでは動かないということで、拡張コネクタが用意されていて、それを筐体側でボタン増設して対応していた。
この拡張コネクタを通称キックハーネスと呼んでいて、6ボタン対応のコントロールボックスに合わせたものが基板屋あたりで売られていた。(今も売っていると思うけど・・)
端子はヒロセ電機のものが使われている。
そんな思い出があるヴァンパイア系が入ったファイティングコレクション。発売されて本当によかった。
今回は、ゲームではなくシステム周りの感想を書いてみたい。
タイトル画面から起動するとメインメニューが表示される。オフラインかオンラインはここで選択。私はオンラインでプレイすることは無いのでオフラインプレイ一択だけど、オンラインプレイだとローカル通信とインターネット通信がある。インターネット通信は、PS系は知らないけどswitchの場合はNintendo Switch Onlineに加入してないとプレイすることはできない。
他にMUSEUMやFIGHTER AWARD、OPTIONなどが用意されていて、ゲーム全体の設定や資料の閲覧ができるようになっている。MUSEUMでは、開発時の資料や設定、アーケード稼働時の広告やコマンド表などを見ることができる。
ギャラリーではゲームを選んでそのゲームの資料を見ることができる。いくつか挙げてみるけど、ビジュアルだけでなく設定資料 なんかもあるので貴重だ。この辺はアケアカのナムコ回アーカイバーでも一部紹介されているけど、やっぱりこうやってじっくりと見れるってことが大きい。
サウンドでも同じようにゲームを選んでゲーム中の音楽を聴くことができる。カプコンの音楽ってナムコのようにカッコイイって 感じではないんだけど、ゲームに合っている曲なので聴いてみるとプレイした時のイメージが湧いてくる。設定でシャッフルやリピートもできるのがありがたい。
次はFIGHTER AWARD。ここではいわゆるPS4とかのトロフィーみたいなもので、実績として様々なチャレンジをクリアしているかを表示することができる。ゲームに直接関係はないけど、色々な実績が用意されているので実績に挑戦するって遊び方もできる。
次はOPTIONS。いわゆるゲーム全般の設定がここでできる。SYSTEMでは言語や情報収集に同意するか否かの設定、それと全体でのコントローラのボタン設定ができる。ここのボタン設定は各ゲームのコントローラ設定で変更することができないため、スタートボタンやコインボタンなどをカスタマイズする場合はここで行うことになる。
SOUNDでは各種ボリュームが調整できるのと乱入ジングルを変更できる。リミックスかオリジナルかを選ぶことができる。
NETWORKでは入力遅延の設定ができて、遅延大きめだとプレイがスムーズになって小さいと即時性は上がるけど環境の影響を受けやすくなるようだ。
CREDITでは、開発スタッフを見ることができる。
メニューからオフラインプレイを選ぶとゲーム選択画面になる。ゲームの選択やゲームバージョン(ROMで日本語or英語の選択)、プレイヤー(1P、2P)を選ぶことができる。アケアカだと2P側でやるにはアケアカの設定が対応してないとできなかったりするけど、ファイティングコレクションの場合はここで設定できるので、2P側で練習したい場合なんかにはいいかもしれない。
他にここで各ゲーム毎のトレーニングモードやゲーム設定、コントローラ設定ができる。
トレーニングモードでは、入力されたコマンドやフレーム数が表示されるのと相手は攻撃してこないので好きなように練習することがある。キャプチャはモリガンのダークネスイリュージョンを練習しているところ。
ゲーム設定。各種設定ができるんだけど表現規制とかも用意されていて、変に規制されたままにならず原作をしっかり表現できるようになっている。あとコインモードや起動画面の表示、画面点滅の緩和なんかもオプションとして用意されている。
コインモードがフリープレイだとコインボタンが不要なので、この後に記載するけどコントローラカスタマイズの時にコインボタンを使うことができるようになる。
コントローラ設定ではタイプA、Bの他カスタマイズA、BがあってAは余ったボタンに必殺技の短縮コマンド設定がされているのに対しBではなし(自分で入力)になっている。ここで各パンチやキックのボタン設定ができるんだけど、コインボタンやスタートメニューの変更はできない。
デフォルト設定のコインボタンがLになっているとLボタンの設定が変更できないけど、コインモードをフリープレイにしてコインボタンをRレバー押下にしておけばLボタンも必殺技や個別コマンドを選択できるようになるので、コマンド入力が苦手な人でもここに登録していざという時に使うということができる。
ゲームを始めるとカプコンロゴや起動画面が表示されてゲーム開始。確か基板ではQ-サウンドの表記があったと思うけど権利的な問題なのか表示はされない。ここでメニューボタン(デフォルトだと-ボタン)を押下するとポーズメニューが表示される。
ゲーム中の場合は使っているキャラのコマンドリストをここで見ることができるのと、コントローラ設定の変更や画面表示、サウンド周りの設定ができる。
状態のセーブやロードもここでできる。セーブスロットは1つだけで複数の状態を保持することはできないけど、いわゆるアケアカのようなステートセーブではないので、ゲーム開始時に自動的にロードされるということはない。
各ゲームの画面設定はここで設定することができるんだけど、画面フィルターがなしとタイプA~Gは変更してもその変更による画面のサンプルが表示されないのでいちいち設定してメニューから抜けてを繰り返さなくちゃならないのがすごく面倒だ。(アップデートで、何かのボタン押した時だけサンプル見れるとかにしてくれるとありがたいんだけどね)
あと、タイプAからGにそれほど違いがなくて、ここまで種類必要か?と思ってしまう。
画面サイズは、オリジナル、オリジナル4:3、ワイド、フル、フル4:3が用意されている。個人的にはオリジナルが一番しっくりくるかな。
ゲーム画面外の壁紙もここで変更が可能だ。ごちゃごちゃしているのが嫌な人なら無しの設定もできる。
ということで、システム周りではいろいろと細かく設定できるのでほぼ不満はない状態だ。画面のフィルターのところだけなんとかならなかったのかな・・と残念に思うけど、プレイしていて全く問題ない。
あとアケスタのようにリワインドの機能とかは用意されていないけど、シューティングとかではないのでセーブができれば十分かな。
以上、システムまわりの感想でした。