襲われるような、嫌な感じ。
アケアカ「モトス」
久しぶりのゲーム感想。ずっとドルアーガをメインでやっていたため他のゲームのプレイ時間が極端に減ってしまい記事が書けなかった。
今回の記事はやっとモトスを(中断セーブ使いまくりで)クリアしたので久しぶりに書いてみた。
もう既にアーケードアーカイバーで配信日に紹介されているから知っている人がほとんどだろうけど、このモトスというゲームいわゆる「おはじき」とか「ビー玉」のようなゲームで自機と敵がぶつかり合って弾かれ合い、敵を全て舞台から落とせばクリアになるゲームだ。
舞台は太陽エネルギーを収集するソーラーベース。敵はスペースビーと呼ばれるもので金属を主食とする生物?だ。ビーム砲が効かない敵に対して自機はモータースパナーと呼ばれる装甲艇でソーラーベースから突き落としてソーラーベースを守るというのが目的になっている。モータースパナーの略がモトスなワケだ。
あっ、この情報はオールアバウトナムコIIからの情報で攻略もオールアバウトナムコIIを参考にしている。
敵のスペースビーはそれぞれで質量があって軽い敵で380kg、一番重い敵で13.4tあるためまともにぶつかり合って落とすことができるのは序盤で出てくる敵程度で、中盤から出てくる敵は3t~6tほどあり、更にメガとギガという敵は7.5t、13.4tあるためまともにぶつかるとこちらが思いっきり弾かれてしまう。
そんなモトスにはパワーアップ用のオプションパーツが2種類あって、パワーパーツを使うと敵を弾く力を強めることができるしジャンプパーツを使えばジャンプして敵をやり過ごすことができるようになる。パワーとジャンプを併用することも可能だ。
ジャンプをするとソーラーベースにはヒビが入る。もう1回同じ場所に着地するとそのヒビが割れてパネルが崩れてしまう。割れて穴が開くと落ちてしまう。
これは自機だけでなく、敵も落ちるので、戦略として敢えて穴を開けて弾いて落とすといったことができるようになっている。これがモトスの面白さなんだと思っているんだけど、実際にプレイしてみると面白さを感じるほどのものでもなく、寧ろ意地の悪さというか嫌らしさが目につくゲームになっている。
ということで感想を書くときは恒例になっている、問題点を挙げてみる。
敵の動きが速すぎる
中盤からは動きが速い敵や質量が大きい敵が複数出てきて自機を落としに来る。そして単に速いだけでなく、トリッキーな動きをするためぶつかる前にこちらが勢い余ってソーラーベースから落ちてしまったりする。
敵が重すぎる
序盤からもちょこちょこ出てくるのが重い敵だ。パワーパーツを使わなければぶつかった時にこちらが大きく弾かれてしまい。簡単にソーラーベースから落とされてしまう。
ごちゃごちゃしていつの間にか落ちている
これは私がプレイしている最中に自機を見失ってしまって気がついたら落ちているってパターンが多かったからだ。特にナビコンと呼ばれる一定時間で敵が排出される基地みたいなのがあって、ここから敵が出てきてソーラーベースが敵だらけになると見失ってしまうこと多くなる。
流星が厄介
一定時間が経過すると、いわゆる永久パターン防止キャラである流星がソーラーベースを破壊していく。この流星が厄介で、自機をめがけて落ちてくるためボヤボヤしてると流星が開けたに落ちてしまうし、どんどん穴が開けられていくので逃げながら敵を倒さなければならなくなり、そのラウンドのクリアが難しくなってくる。
操作がシビア
ジャンプパーツを使ってジャンプする時、ソーラベースの縁とかでわずかにジャンプボタンよりレバーが先に入ると簡単に落下してしまう。この辺の操作性が悪く、ジャンプにしても移動にしてもかなりシビアな操作が要求される。
座布団落としが言うほど簡単ではない
座布団落としというネーミングはオールアバウトナムコIIの記事から(他にウィング落としとも言うのかな?)だけど、要はジャンプして穴を開けることでメガやギガといった超重量級の敵を落とすテクニックなんだけど、これ言うほど簡単ではなくて、4つのマスにヒビを入れて落とすことができればベストなんだけど、ほんの僅かにずれると2マスになったり1マスになったりしてしまう。当然落ちないし、メガやギガに弾かれてこっちが落ちてしまう事態になりかねない。
ざっと挙げるとこんな点だろうか。とにかく敵の動きが嫌らしく、加えて(この例えはあまり良くないけど)まるで自機が女性で敵が男性、女性を複数の男性が執拗に追い回して力づくでソーラーベースから落とすような、そんな印象をプレイしていて感じてしまった。特に敵のレディバグやビートルはこんな印象が強くプレイしていて嫌な感じと不快感、そしてストレスが溜まった。
面白いというよりは苦行のようなゲームというのが最終的に私が感じたこのゲームの印象だ。(ドルアーガも似たようなもんだけど)
40年近く昔のゲームにダメ出ししても仕方がないけど、そんなゲームなんだと前提知識を持ってプレイすれば少しはストレス軽減になるかもしれない。とりあえず、現代のゲーム性がちゃんとしているゲームを遊んでいる人にはおすすめできないゲームだ。
最終62面はギガが8体いる。座布団落としが決まれば気持ちいいけど、そう簡単にはいかない。
エンディングには、深谷氏がクレジットされている。
クリアはできたけど、ストレスが溜まってすごく疲れた。
追記
以前にも書いたこと。読者になるボタンを押した方がいるようだけど、私はその方達のブログは一切見ない。他人のブログに興味が無いからだ。自分のブログを観て欲しくてボタン押したのなら解除することをオススメする。