toscanaAC’s blog

雑記です。

ゲーム感想 アケアカ「ゼビウス」

面白いけど、難しいしストレスも溜まる。

アケアカ「ゼビウス

ZEVIOUS

ナスカの地上絵が美しい

前回書いたFC版ゼビウスの元となるアーケード版のゼビウス(アケアカ)もプレイしてみた。
アーケード版はそれまでのシューティングの常識を変えた革新的なゲームとして語り継がれるゲームで、ゲームデザイナーの遠藤氏が一躍有名になったのもこのゲームがきっかけだったと思う。

ゼビウスというと今どきのシューティングからみると少々単調のように感じるかもしれないけど、今やってもその面白さは変わらず奥深いものがあると思っている。
ただ、アーケード版はFC版のように難易度が低いわけではないので、エリアによってはかなり厳しい攻撃になることもありエリア16までクリアするのにとっても苦労した。

難易度テーブルの状態によっては地上敵と空中敵のコンボでどうやってもクリアできないような状態になってしまうため、そのへんの難易度調整をできるようにならないとゼビウスを何周もすることはできないだろう。

あと、ゼビウスの攻略にかかせないのが地上物の破壊をキッチリできるように慣れることかな。上手い人のプレイを見ていると、一発で対象の地上物を破壊している。特に移動しているドモグラムの移動先を予測して1発で仕留めることができるようにならないと画面スクロールでどんどん下に追いやられたり、回避しても後方から高速の弾(スパリオ)を撃たれたりするので地味だけど重要。(攻撃は最大の防御なり)

FC版は横画面の影響でスクロールが少し遅い故に自機の移動が速いのに対し、アーケード版はスクロールが速く自機の移動速度が遅いように感じてしまう。
その自機の遅さに対して、敵の弾(スパリオ)で速いものがけっこう多い。当たり判定はFC版と相違無いと思うものの、移動速度の関係からあたってないようにみえてもカスってるのかドーンとヤラれてしまう。

難易度テーブルに依存するけど、地上敵の攻撃が激しい時に高速に攻撃をしてくるギドスパリオやジアラが出たり、バキュラが大量にでている時にテラジがやってきたりとなかなか鬼畜な攻撃をしかけてくるためエリア8以降は厳しかった。

浮遊要塞アンドアジェネシス

アケアカの場合は、こだわり設定で隠しキャラの位置表示や難易度テーブル表示、エリア表示などができるのでそれらを表示しつつ、中断セーブを使ってようやくエリア16クリアできたものの、場所によっては1機死んで難易度下げないと「こんなのムリでしょ・・」な状態になるので、FC版よりはストレスも溜まるし不快感も強い。

隠しキャラの位置表示機能で基板のコピー防止メッセージも表示できる

それとアケアカの中断セーブはゲーム状態の保持だけで、セーブスロットといった概念が無いのでエリア1から再度始めたいとおもったらそのセーブデータは破棄することになってしまうのが残念仕様だ。
当然、ナムコットコレクションやその他の復刻系ゲームにあるリワインド(巻き戻し)も無い。

アーケードに忠実なのはいいけど、もう少し楽しめる作りにしてほしいかな。